第35話 ページ37
※※※
遙の家から帰った後、真琴は家族と夕食を共にし水泳部の設立を皆に報告していた
真琴母「へえ〜良かったじゃない！それじゃあ、また皆と一緒に泳げるわね」
キッチンから真琴母が嬉しそうに話す
真琴「そう。まだ色々準備とか大変だけど…」
真琴父「茅根さん家の千歳ちゃんも水泳部に入るのか。良かったな」
真琴「うん。ハルが声を掛けてくれたから千歳も入ることを決めたみたい」
真琴母「あら、そうなの！？」
真琴父「珍しいな」
両親の反応に真琴は微笑む
蓮「ああっ！」
向かい側に座る蓮の声に真琴は視線を向けた
蓮「それ僕の！取っちゃダメ〜！」
蘭「いっつも残してるでしょ？」
蓮「ハムは食べるの！」
真琴「こら、喧嘩するなって！お兄ちゃんの少しやるから」
真琴は自分の皿から蓮の皿にハムを分ける
蘭「お兄ちゃん！蘭にも〜！」
蘭にもせがまれ、彼女の皿にも分ける
蘭と蓮は顔を見合わせ笑い合う
真琴父「そういえば真琴たちが通ってたスイミングクラブ、いよいよ取り壊しが決まったらしいな」
父の言葉に真琴は驚いた顔を浮かべた
※※※
夕食を食べた後、真琴は取り壊しのことが気になり、SCがある場所を訪れた
現場には、ボロボロになった建物の周りにブルドーザーなど止まっており取り壊しの準備がされている
まるで今すぐにでも取り壊されそうな雰囲気を醸し出していた
？「辛いよね〜。思い出がこうやって形をなくしちまうっていうのは…君も関係者か何かかい？」
突然声を掛けられた真琴は振り返る
目の前には、金髪の刈り上げた頭をした男がバイクに跨って立っていた
？「まっ、時代には抗えないってことだな。寂しいね〜」
彼の顔に見覚えがあるのか、真琴は男の顔をジッと見つめる
真琴「あっ！」
思い出した真琴は声を上げた
真琴「ひょっとして…笹部コーチ！？」
笹部「あ？」
首を傾げる笹部という男に真琴は自分の名前を出す
真琴「真琴です！橘真琴！」
笹部「おっ！？」
真琴の名前を聞いて、笹部も気づいたのだった
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
