第34話 10/15訂正 ページ36
千歳side
※※※
頭を下げる私を見て、父は微笑んだ
巴「ふう…何を言うかと思えば、そんなことか」
千歳「えっ？」
父の意外な言葉に驚いた私は、パッと顔を上げた
巴「千歳、俺はさっき言っただろ？今自分がやりたいことを見つけなさいって。それがお前のやりたいことなら、俺がお前を止める理由はない」
千歳「お父さん…」
彼の優しい言葉に私は小さく微笑んだ
巴「けど、さっきのは正直驚いたぞ。凄い怖い顔でやってきたから俺が何かしたんじゃないかって冷や冷やした」
千歳「ご、ごめん…」
そんなに怖い顔してたんだ、私…
今思うと、勢いよくリビングに入ってきたら怖いに決まっている
巴「とにかく、水泳部に入るって決まったのならちゃんと皆をサポートするんだぞ？」
千歳「うん、最初からそのつもりだよ」
私は力強く頷いた
その様子を見ていた陽向は安心したような顔をする
すると私は手に持っていた携帯を耳に当て、口を開いた
千歳「と、いうわけでハル。私、水泳部に入るからよろしくね！」
陽向・巴「えっ！？」
私の行動に父と陽向は驚いた顔を浮かべたのだった
※※※
遙・真琴side
千歳父『で、電話が繋がってるなんて聞いてないぞ！？』
陽向『姉ちゃん！今、ハルって言ったよね！？ハル兄と電話してるの！？』
千歳『ええっ陽向！？いつからそこにいたの！？』
遙の電話から三人の会話が飛んでくる
真琴「な、なんか賑やかだね…」
遙「そうだな」
真琴は苦笑いをする
遙「千歳」
千歳『ん、何？』
遙「俺だけじゃない。真琴もいる」
千歳『えっ！？』
遙「ほら、真琴」
真琴「お、俺！？」
遙は真琴に電話を差し出す
真琴は躊躇ったが渋々電話を受け取った
真琴「え、えーと…こ、こんばんは…」
真琴は恐る恐る挨拶をする
千歳『い…いつから聞いてたの？』
真琴「最初からかな…なんか、勝手に聞いてごめんね」
千歳『だ、大丈夫…。ハルの後真琴にもすぐ報告しようとしたから…』
真琴「ほ、本当にごめん…」
真琴は千歳に謝った
真琴「千歳、電話で言うことになっちゃったけど…水泳部に入るって決めてくれてありがとう。これからもよろしくね」
千歳『真琴…』
真琴「それと、ハルもよろしくって言ってる」
遙「俺は何も言ってない」
真琴の言葉に遙は否定する
きっと、遙もそう思っているに違いない
真琴はフフッと笑った
千歳『二人とも、こちらこそよろしくね』
電話から千歳の嬉しそうな声が零れていたのだった
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
