第33話 10/15訂正 ページ35
千歳side
※※※
千歳父「ど、どうした急に…？」
私の急な発言に父は戸惑っていた
それはそうだ、いきなり部活に入っていいと聞かれたら誰だって驚くだろう
千歳父「今、水泳部って――」
千歳「私、本当は自分の気持ちに嘘ついてた」
千歳父「！」
私は顔を俯かせ、言葉を続ける
リビングのドアから後を追ってきた陽向が顔を覗かせていた
千歳「事故に遭って怪我をしてからもう水泳ができないって心のどこかで諦めてた。怪我したらそこで終わり。水泳を続ける資格がない。そう思い込んで、自分の気持ちを確かめずに私は競泳を辞めたの」
千歳父「千歳…」
父は私を見つめる
千歳「だけど、ハルや真琴たちに水泳部に誘われてやっと気づいた。私…やっぱり水泳が好き。前のように泳ぐことはできないけど、今から泳ごうとする皆を支えたい。そして、凛ともいつか…」
千歳の脳裏に小学生の頃の凛の笑顔と、この間SCで会った時の凛の横顔が映る
千歳「これが今の私のやりたいこと。だから――」
千歳は一度顔を上げ、父を見る
そして、彼女は深く頭を下げたのだった
千歳「お願いします。水泳部に入ることを許してください！」
頭を下げる私に、父はポカンとする
陽向「姉ちゃん…」
後を追ってきた陽向は、リビングのドア付近で私の後ろ姿を見つめていた
※※※
遙side
真琴「千歳…」
電話越しで千歳の会話を聞いていた真琴は、嬉しそうに笑い耳を傾けていた
俺は隣で笑う真琴を横目で見ると、再び携帯に視線を向けたのだった
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
