第9話 ページ11
千歳side
渚「わ〜懐かしい！」
真琴「中は思ったより荒れてないね」
奥に進んでいくにつれて、私達は中を順々に見ていった
更衣室やシャワー室、室内はそれほど荒れてはなく懐かしさを感じた
渚「あ、ここは・・」
私達が着いた場所は、他の場所より広々とした部屋だった
真琴「休憩室だ」
そこは休憩室だった
真琴たちはあたりを見回し、周囲を確認する
私も中に入るとその周りをぐるりと見渡した
渚「早く早く！」
渚君は壁にあるものに気づき、私と真琴、ハルを呼ぶ
渚「見て見て！」
彼が差していたのは壁にかかっているいくつもの写真だった
その一つの写真にはまだ小学生の頃のハルたちが写っていた
渚「僕たちがリレーで優勝した写真！」
千歳「わあ〜懐かしい！」
写真に写っている皆の首には金のメダルが提げられていた
ハルはその写真をしばらく眺めていた
渚「あ、これってちーちゃんじゃない？」
真琴「どれ？」
斜め左に飾ってある写真に目を移すとそこには賞状を持って仲間と仲良く並んでいる満面な笑顔の私が写っていた
自分の姿を見て確認すると、恐らく小学校5年生の頃の写真だろう
この頃の私は、髪も今より短く男の子より少し身長が高かったのだ
渚「ちーちゃん、全然変わってないね！」
真琴「そうだね、千歳は昔から変わってないよね」
千歳「私…そんなに変わってない？」
私は二人に訊ねた
具体的にどこら辺が気になったか気になったからだ
渚「うん！初めて会ってから全然変わってないよ！」
千歳「いや、あれから数年は経ってるんだから一つぐらい私も変わってると思うけど」
真琴「渚が言いたいのは、昔から食欲旺盛で明るい性格が変わらないってことだよ」
千歳「明るい性格はいいけど、食欲旺盛は余計！」
真琴「あいたっ！」
食欲旺盛を強調してきた真琴の頭に私はチョップを落とした
渚「出た！ちーちゃんの必殺チョップ落とし！」
千歳「渚君もどう？今なら優しくしてあげる」
渚「え〜っ！？」
調子に乗る渚君に手刀の形にした手を見せる
真琴「まあ、チョップは置いておいて…次行こうよ」
渚「そうだね！行こ〜！」
千歳「あ、置いていかないで！」
渚君を追うように私は後を追う
真琴「ハル！行くよ！」
遙「！…ああ」
私達が騒いでる間、ずっと小学生のころの写真を眺めていたハルは真琴の「ハル、行くよ？」という声に我に返り、写真の前から離れていった
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
