長月夜の妹は7 (ページ6)

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先生に視聴覚室の鍵を借り1年生全員がぎゅうぎゅうになりながら床に座る

『さて、私がなんで集めたのか分かる人。』

「さぁ……」
「なに？」

『皆さっき体育館で私が来る前まで何してた？』

「え、何って…」
「反省1つしない子に謝る様に言ったけど…？」

『うん、そうだね。でも皆はこの子の事責めれる立場かな？』

「それは…」
「でもそれは長月さんに謝らせるために。」

『反省と心のこもってない謝罪は一切引き受けない。本人が周りから責められて謝るんじゃなくて本人がしっかり頭で考えて心からの謝罪なら私は受ける。

例えば皆だって特に知りもしない子から注意されたり文句言われたりしたらはぁ、何この人って少なからず思うと思うの。違うかな？』

「それは…確かにそうかも。」
「ごめん長月さん。俺も考え無しだった
ごめんなさい来栖さん」

「っな、別に…。」

『まぁ私は許すつもりは無いよ。今どれだけのスタッフが私…私達の為に動いてくれてるか考えて。それと私、意外と執念深いから何をどう思って謝ったのかも聞くから。』

「ｯ、あっそ。」

『13時しっかり来てよ。Luaが最高のLIVEにして皆が頑張ってくれたものをフル活用するから。

はい、各自教室戻っていいよ。
もう一人の子に対して大人数で囲むなんてしないでね。じゃあ私は衣装見てくるから何かあれば呼んで。ﾆｺ』

それだけ言うと視聴覚室から出て急いで空き教室に向かうA