長月夜の妹は7 (ページ7)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:10,641 hit

7 ページ7

『ﾊｧﾊｧ…すみません衣装どうですか！？』

ｶﾞﾗｶﾞﾗと走ったのか息が切れたAが走ってくる

「ビックリしたぁ…とりあえず今仮縫い段階だよ。見てくれる？」

『はい。』

鏡花「Aお茶飲みなお茶。」

そう言って鏡花が持ってきていたお茶を渡してくれる

『あ、ありがとう…(笑)
……ここ、リボンの形作った後にそのまま流すのはどうですか？』

「うん、いいね、左側はしないで衣装のイメージ変えるって意味でもいいと思う。」

『じゃあそれでお願いします。』

「Aちゃんピアスなんだけどコレどう？今の感じだったらこっちの王冠の形より月の形の方がいいかなって思うんだけど…」

『うーん…私にとって王冠ってQueenみたいな物だし……新曲はどうしても王冠がいいので譲りたくないです。』

「うん、OK。じゃあ衣装のポイントに月のチャーム付けよう！それならQueenも月も入るでしょ？ﾆｺ」

『ありがとうございます！ﾆｺ』

「Aちゃーんこっちの衣装のネックレスなんだけど」

『はい、今行きます！』

忙しなく動く姿をカメラマンが数枚撮る中Aはその事に気付かず真剣な顔で衣装についてスタッフと話す

いよいよ、時間が迫ってきた頃

別室でAがヘアアレンジをお願いしている店長の所に向かう

店長「どう？？元がいいからだいぶいいでしょ？笑」

『えぇ、やっぱり私の見立ては間違いなかった…。ﾆｺ
先輩、不安かもしれませんが今日この日の為に準備してきたんです。絶対気持ちを伝えましょう！』

「は、はい！」

『さて、店長私の髪の毛もお願いします。』

「いいけど、ホントにポニーテールにする？衣装から考えればポニーテールより降ろしてる方がいいと思うけどね。」

『んふふ、要望した通りでお願いします。』

「はぁ…了解。本当はもっとこの髪の毛触っていたいけど10分で全て終わらせてあげるよ。」

『助かります。笑』