長月夜の妹は7 (ページ22)

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「で、ここが……どうだ？分かったか？」

『はい、何となく。この問題だとこっちの応用したらいいんですよね？』

「そうだ。で、こっちの問題の簡単な解き方は＿＿＿＿＿＿＿＿」

「ただいま帰りました……と、葵これ何してるの？(苦笑)」

葵からメールが来て仕事終わりにプロセラの部屋ではなくグラビの共有ルームに訪れた夜

そしてそこに広がる光景に思わず苦笑いしてしまう

葵「夜おかえり、Aちゃんが仕事終わりの始さん捕まえて勉強…というか久々にアイアンクロー塾が開かれてる所かな。(笑)」

夜「えぇっ？珍しい…Aがしっかり勉強してる……。何かあったの？」

葵「さぁ？とりあえず晩ご飯はちゃんと食べてくれたから大丈夫だよ。安心して夜ﾆｺ」

夜「うん、ありがとう。
A忘れちゃうからね…(苦笑)
ホントこういう所母さんに似てるよ。」

葵「そうなんだ？」

夜「うん。まぁ終わるまで待ってようかな。
何か果物切るのもいいかもね。」

葵「そうだね、確か今日は桃缶とか色々あったよ。」

夜「いいね、フルーツポンチ作ろうかな。
涙とか喜んでくれるだろうし。」

葵「そうだね。まだしばらく掛かりそうだし夜は先に晩御飯どう？」

夜「そうしよっかな。あ、先に荷物だけ置いてくるよ。その後手伝うから待ってて！」

葵「分かった。笑」

そして勉強会が終わった後寮に居たメンバーでフルーツポンチを食べる

涙「Aなんで勉強しっかり始めたの？」

『えっ、なんで……まぁ神崎ちゃんと大学行く約束したからかな。』

恋「でもA勉強嫌いでしょ？？」

『別に比べられるのが嫌なだけで勉強が嫌いなわけじゃないから。恋さんと一緒にしないで。ﾆｺ』

恋「めっちゃ言ってる事辛辣だかんな！？
ひっど！確かにそうだけどさ？！」

駆「でも今まで勉強しっかりしてなかったでしょ？特に1年生の間は。キツくないの？」

『全然？』

春「じゃあ目指してる大学は？
Aは理系も文系もどっちも受かりそうだけど…」

『うーん、そうですね。強いて言うなら夜にぃと同じ所は行きません。』

夜「えっ、なんで？？」

『比べられるのが嫌なのになんで態々お兄ちゃんと同じ大学にしなきゃいけないの？』

夜「そ、れはそうだけど…ちょっと悲しいじゃん。」

『だって考えてもみて？』