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『成程……』
「これで参考になったのかな?(苦笑)」
『はい、寧ろ参考になり過ぎて有難かったです!』
今までずっと悩んできたけどこれなら書ける!
『じゃあ次はアドバイスにしましょうか。
先輩は髪の毛をどのくらいまでなら切っても平気ですか?』
「え、どのくらい…うーんあんまり切ったりしないから分からないかも。」
『じゃあ前髪目が見えるのは嫌ですか?』
「ううん?特にそういうのは…家だと彼女に言われて前髪ピン留めで止めたりするし」
『……え、ま、待って下さい!じゃあ家では髪の毛上げてるってことですか!?』
「う、うん。彼女に外では下ろしてた方がいいって言われて……」
成程…これってもしかしなくても独占欲……
ふーん、中々面白い彼女さんだ。笑
『じゃあ2/14日の朝、髪の毛少し切りましょう!私の知り合いに凄く腕のいい人いるので先輩さえ良ければ。ニコ』
「寧ろ…いいのかな?Aちゃんの知り合いって事は有名な人じゃ……カット料とか色々…」
『その辺は私が負担しますよ。何せ手伝ってもらってますしね。笑
でもやっぱり思った通りイケメンだ、モデルとかすれば先輩絶対人気出ますよ。まぁ彼女さんが許さない気がしますけど。』
「えっ、いやいや無理だよ!俺なんか……」
『あ、それ良くないですよ。俺なんかって言葉。少なくとも彼女さんの見る目も私の見る目も間違ってないです。こんなに先輩に思われてて彼女さんは絶対嬉しいですよ。ニコ
それに見た目からでも自分に自信がつけば少し人は垢抜けます。』
「Aちゃんは垢抜けてるもんね。」
『まぁ多少なりとも自信はあります。
歌でもモデルでも演技でもまだまだ若輩者ですけど1つ重ねる毎に少しずつ少しずつ自信をつけるんです。
失敗してもいい、でもそこからどう挽回するかがターニングポイントなんです。ニコ
私だって失敗だらけです。アニメのライブの日最後のアンコール手前で歌詞とダンス間違えて泣きました。それを助けてくれる仲間が居てその曲は頑張りました。その後もう凄く落ち飲んで…次には完璧に出来るようにって練習しました。
でも完璧って言ってるけど完璧はないんですよね。自分が完璧って思ったらそれはもう完璧なんです。失敗しても完璧じゃなくても大丈夫なんです。ってなんか言ってる事おかしいですよね?(苦笑)』
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作者名:reina | 作成日時:2019年11月3日 6時