長月夜の妹は5

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順に歌っていき全部歌い終わって皆で休憩する


『はぁ…んー、なんか歌い足りない。
ゆーやん達最後の1曲合わせてもらっていい？』



「おーいいよ。」


『じゃあ皆歌詞覚えてね？ﾆｺ』


陽「は？いや、なんでだよ。」


『まぁまぁ。笑反対意見は聞かないよ、覚えてね。』


陽「横暴かよ！？」


『ゆーやんリズムお願いします。』



ﾀﾝﾀﾝﾀﾝﾀﾝとスティックを叩くと皆が音を合わせる


『Believe in yourself いつかこの曲聴いた誰かが今を愛せたら愛せたらいい。』


涼太「しっとりバラード系か」

里津花「いや、Aがそうバラード系歌うかな？」

郁「てことは？」


『行きたいよ！いつか走り続けていた日の君が掴み取るよIt's My chance！いつか笑い飛ばしたいよ。その時は今を愛しせたらいい。』


葵「これ、バラードのロック曲？」

始「あぁ、だろうな。」


志季「これ普通にバラードで歌う事も可能だろうな。」


始「あぁ、ライブ終盤に歌うのもいいだろうな。」


海「というかいつこの曲作ったんだ？」


志季「知らん。俺も手伝ってないからな。空じゃないのか？」


空「いや、俺も手伝ってないですよ。」


柊羽「ならAが1人で作詞作曲したのか？」



そう話していると終盤に差し掛かる

『keep on going to get chance
someday your dream will come true
I will never give it up。yeah!yeah!yeah!yeahyeahyeahyeah〜！』



歌い終わり暫く皆がシーンとした後夜がAを抱き締める


『え、にぃに？』


夜「いい曲…。凄く。」
あぁ、成長しちゃったなぁ…知らない間にここまで。ここ半年は特に傍で見てたのに。早いなぁ…


『んふふ、ありがとう！ﾆｺ』



涙が溢れている兄を抱きしめながら微笑み少し照れた顔をしているAだった

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