月野尊の娘は芸能界に復帰して…3

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コンコン
『月野です。』


「どうぞ」


『失礼致します。この度はうちの生徒が多大なるご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。生徒会長の月野Aと申します。』


「どういった処分をするつもりです？」


『…うちの生徒には自宅での療養を処分とさせて頂きます』


「はっ！療養だと？うちの生徒が怪我をしたんだ！退学処分が妥当だろう！」


『いえ、退学処分になる事は絶対にありません。そちらの生徒が退学処分になるべきです！』


「はぁ？？うちの生徒がそんなことになる筈がないだろう！月野さん、貴方の学校の生徒がうちの生徒を怪我させたんです」


『いえ、そちらの生徒には侮辱罪、暴行罪で訴えさせて頂きます。加藤さん。』


加藤「はい、お嬢様、遅れてしまい申し訳ございませんでした。」


『平気よ。これうちの生徒が毎日言われることを撮った録画映像です。
これで訴える事は可能ですか？』


加藤「十分可能です。」


『では今すぐ訴訟を起こしてください。』


「や、やめろ！うちの学校の伝統に傷を付ける気か！！」


『あら？失礼ですが此方側も多少手を出してしまいましたが…貴方の生徒さんは侮辱、暴行ですよ？？



親から教わりませんでしたか？
人に対して侮辱をするな。暴力を振るうなと。


貴方方の御両親はさぞあなた達を甘やかしたのでしょうね？』


「っ！」


『正直このまま訴訟を起こしてもいいですが…来年からの入学生がぐんと減りますね？加藤さん、もしこれがメディアに出たら相手の高校はどれだけの損失が出るの？』


加藤「約100億以上かと。こちらも多少はダメージを受けると思いますが急激なダウンに繋がる事はないと思います。」


『ですって。どうします？？訴訟を起こされて家も学校も大損失を受けるか…それとも……どうなさいます？』


「…和解を頼む。」


加藤「はい。ではこちらが和解金の2000万と生徒に負わせた怪我の治療費に300万、200万×3です。」


「…受けよう…」


『分かりました。加藤さん、後頼んでいいですか？』


加藤「はい。お任せ下さい」


『生徒会長さん、賢明なご判断でした。
そちらの学生の処分はそちらでお決めになって下さい。ここからはノータッチですから。


では失礼します』
これで1つ恨まれる学校が出来たけどこれ以上生徒が傷付くよりは全然いいわ

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