強く生きる弱い彼女は… (ページ6)

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『公平、差し入れ持ってきた。』

「おっ、Aおかえり〜！何それ？」

『…たい焼き』

公平「甘い物かよ。」

『じゃあミートチーズ味いらない？？』

公平「え、何それ。食う。」

『はい。で？今日は見回りでしょ。おばさんから持って行ってきてって。』

公平「弁当って…食堂あんのに。」

『作ってくれる人がいるだけ幸せでしょ。
で？太刀川さんは何項垂れてるの？』

公平「ん？あー。いつもの事だって(笑)」

慶「A助けてくれ、課題が終わらない。」

『高校生に助け求める時点で間違ってますよ。今度はなんです、パソコンですか？』

慶「いや、単にやってなかった。」

『……公平、次のランク戦なんだけど』

慶「ちょーっと！！見捨てないで下さい!!Aが頼みの綱なんだよー！」

『わ、ちょ…たち、か、さっ』

バシッ

慶「ｲﾃｯ!」

「Aを困らせるな太刀川。」

『風間さん…ｯ助けて、慶くんがつきまとうの！』

慶「ちょっとAサン！？
違う、違うぞ風間！！」

風間「わかってる。A太刀川で遊ぶな。太刀川も課題を早くしてくれ、教授に俺が呼び出されたぞ。」

公平「呼び出しって…風間さんドンマイっす。」

『公平も近い将来ああならない様にね。
おばさん公平の部屋から見つかったテストの結果見て呆れてたよ。』

公平「ゲッ。いや、今回はテストがな…勉強してなかったしAも遠征だっただろ？」

『だとしても。
流石に酷すぎるよ。解らなかったら今度聞いて。今日はもう帰るから。』

公平「は？まだ時間あんだろ？何すんだよ。」

『上に呼び出されてるの。テレビ局からの依頼で。』

公平「おっ、ついに地上波デビュー？」

『アニメで出てる!
もう、行ってくる。じゃあ太刀川さん課題頑張って下さいね。風間さんあとはお願いします。柚宇、今度美味しいじゃがバター持ってくるね。ﾆｺ
公平は……まぁ頑張って。』

公平「俺だけ冷たくね？まぁいいけどさ〜。んじゃな。」

『うん、また今度ね。』

太刀川隊の部屋を出るとエレベーターに乗り司令室に向かう