強く生きる弱い彼女は… (ページ31)

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『あ、でも地図は脳内に容れて戦略も練らないといけないです。渡された本を読破していれば80%は分かる問題です。時間は今から50分、筆記用具の準備が良ければ始めます。』

陸「え、早くない？少し本を見返す時間とか…」

『この問題は、算数･数学、国語、社会、英語が多少身についていれば大丈夫です。
別に採点をしたからって私が落とす訳じゃない。何処からの知識が必要か見るだけですから。ﾆｺ』

一織「出水さん、1つお聞きしても？」

『私なら未来が分かるんだからテストの必要は無いんじゃないか、って言いたいなら聞かない。
これはボーダーになる人間は全員受ける入隊試験。それをせずに中途半端な知識で防衛任務も貴方達のドラマもされたら困る。』

一織「…そうですか、分かりました。」
読まれた。いやまぁ知ってましたけどやはり不気味な感じがしますね。

『今のは読んじゃんじゃなくて考えてる事が丸分かりなんです。ﾆｺ』

一織「人の心を読まないでください！」

『ふふ、弄りがいある子がいて楽しい♪』

陽介「こらこら笑キミには俺達がいるじゃん、俺達で遊んでよ!」

『嫌だ、暑苦しい。10対5で粉々にするからね。』

陽介「うっわおっそろし笑」

秀次「Aいい時間だ。」

『うん、では、今から50分、試験開始！
陽介ここに居て見てて。』

陽介「りょーかい。」

試験が始まるとその部屋を出る秀次とAに見張りとして陽介が室内に残る

陽介「ごめんね〜、一応これ上から言われてやってるからさ(笑)」

一織【上から…という事はボーダーの偉い人からか。……というかこの問題…】

陽介「あ、体調悪くなったらすぐ言って下さいね。」
さて、Aはこの後の昼飯作るんだろうけど何にすんだろ。飯美味いし弾バカ居たら食えねぇから楽しみにしてんだよな〜笑

『陽介、言っとくけど私はあんたのごはん係じゃない。』

トリオン体で使える通信システムを使ってAは陽介から来る感情を読み取って会話する

あ、聞いてた？作ってよ、肉だったら何でもいいから笑

『カレーでいい？』

陽介「お、マジか。…あ、悪ぃ笑
続けてくれ。」
恥っず‪w‪w

…声に出さないでくれる？
取り敢えずカレーね。準備しとく。

ほーい。