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零「まず結論から言おう。
水瀬柚菜はもういない。そして彼女は俺と同じ警察の人間だ。」


大和「だろうと思ってましたよ。」


零「最後に会った現場の報告書は見ている。
俺達は潜入捜査をしていた。つい昨日全ての処理が済んだ為事情の説明と挨拶に伺った次第だ。」


三月「説明って言うけど水瀬さんは?」


零「君たちで言う水瀬柚菜は左脚、右腹部損傷、左腕の骨折でまともに動けない。退院はしてるがこちらまで出向く事は不可能だ。」



陸「っ、じゃあ生きてるんですね?」


零「あぁ、だが会う事はオススメしない。全て事情は藤城から話すべきだが話せる状態じゃない。」


ナギ「oh...それはどういう事ですか?」


零「…組織に所属していたシャロン・ヴィンヤード、彼女は藤城の実の母親だ。藤城が産まれてすぐ行方をくらましたそうだ。そして父親は再婚するものの藤城が10歳の頃その奥さんと共に組織に殺された。
藤城……いやAはそれを知っていても警察官になり国際犯罪組織を解体する為に尽力してきた。」


天「要は傷心してるって事。」


零「そういう事だ。我々は君達が近くに居る中でもその組織の一員として時に犯罪に手を染めてきた。

東都水族館での観覧車事件。アレも君達を守ったのはAだ。最近でいえば沖縄もそうだな。あの停電はAが起こしたものでその最中我々はターゲットを始末した。



日本の安全を守る為、我々はこういう事もやらなければならない事もある。
君達に近づいたのは月雲了との関係があったからだ。」


百「了さん?」

悠「何でだよ。」


零「彼の繋がっている裏の人間に組織に加担してる奴がいたからだ。それに芸能界でもあれ程の人数が加担していた。」


陸「あ、……」


零「その全ての人間を調べる為Aは潜入捜査を開始した。ちょうどいい所に大神さん貴方から打診があり検討結果、こちらへの潜入を開始した。勿論君達の仕事にも藤城は真剣だった、アイツは元々重度のアイドルヲタクだ。まぁ楽しい職場だっただろうな。ヴィーヴィー)………。
時間だな。


これはアイツの部屋から見つかった君達の行動パターン全てを分析・プロファイリングしたものだ。他の俳優やアイドルの分もある。活用してやってくれ。」


陸「あの!俺、柚菜さん…えっと藤城さんに会いたいです!どうしたら会えますか?」

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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時

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