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全ての説明が終わった頃陸が降谷に向かってそう言った


零「会えない。会う事は止めた方がいいだろう。」


陸「前、柚菜さん…藤城さん熱を出して降谷さんが迎えに来た時、泣いてたんです。ごめんなさい、ごめんなさいって……
会って、話がしたい。お願いします!!」


天「陸。」


陸「お願いします、降谷さん。」


零「……はぁ、仕方ない。警察庁に来い。受付で警備局警備企画課・降谷零の名前とこの名刺を持っていけば会えるだろ。」


陸「へ?」


零「だだ、来る時は連絡しろ。俺は席を外す。」


別の紙に連絡先を書きそれを手渡す


零「登録したら直ぐにこの紙は処分しろ、いいな。」


陸「は、はい。」


零「大人数で来るなよ。責めて5人で来い。それと俺はAの幼馴染だが恋人ではない。あんな奴こっちから願い下げだ。悪いが呼び出しだ。失礼する。」



1週間後陸・天・大和・一織・環がオフで揃い普段の生活では絶対に立ち入らない国家公安委員会・警察庁の敷地に足を踏み入れる



陸「すみません、警備局警備企画課降谷零さんと会う約束なんですが……」


名刺と共に名前を出すと伺っております。と言われ会議室に通される


「少々こちらでお待ち下さい。」



『白鷺、降谷は?!』


「いません。今、昼食中になっています。」


『あっりえない。人と約束してて何で居ないのよ!あのベビーゴリラめ、後で覚えてなさいよ…まぁいい、私が対応するから今進めてたものはそっちで頼む。』


「了解しました。」


天「…彼女性格変わってない?」



会議室内から廊下の声が漏れ姿は見えないものの何かあり怒っているのは丸分かりだった



大和「いや、元の性格じゃないか?(苦笑)」


環「りっくんみなりんだぜ!」


陸「う、うん。」


一織「七瀬さん緊張しないで大丈夫ですよ。」


陸「そうなんだけどつい……」


コンコン



ノックオンが響き全体の空気が少しピリッとする


『失礼します。ニコ
降谷零の代理の警備局警備企画課・藤城Aです。降谷が席を外しておりますので私が話しを伺わせて頂きます。』



一瞬焦ったAだが持ち前の演技力を活かしそれは見せず淡々と話を進めようとする



陸達はというと見たこともない金髪の色白の本当のAの姿に思わず声が出なくなる

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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時

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