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『では明日は紡さんが7時半にお迎えに来ますから』
一織「はい。分かりました。」
陸「??柚菜さん?」
『はい、どうしました…』
陸「いや、身体が斜めに……っ!柚菜さん!?」
陸達を寮に送り届けた事で緊張感が解け身体の力が抜ける
一織「水瀬さん!っ、熱い……水瀬さんもしかして熱ありました!?」
陸「い、一織どうしよう!?」
一織「取り敢えず部屋に……七瀬さんの部屋は空調がしっかりしているのでそちらに運びましょう。」
陸「じゃあ俺柚菜さん運ぶ!」
一織「はい、お願いします。私はタオルを持って行きます。七瀬さんは少し服を脱がせておいて下さい。」
陸「えっ、脱がせるの!?」
一織「冷たい服のままでは体温を奪われますから。今回は致し方ありません。」
陸「わ、分かった。柚菜さん運ぶよ?」
持ち上げた柚菜もといAは身長、筋肉があるものの体重は軽く身体の弱い陸でも軽々と持ち上がる
陸「嘘、軽い……って、そうじゃない!早く運ばないと!」
陸は部屋に運び空調を付けてから濡れている服を一織に言われた通り脱がそうとする
俺が柚菜さんの服脱がしちゃっていいの!?
で、でも俺と一織を濡れないようにしてこんなに濡れちゃったんだし…
『ハァハァ……ッ、陸くん…大丈夫です……。帰りますから…』
ゼロに連絡して仕事に行けないこと言わないと…
陸「あ、待って!そんな状態で動いても辛いだけだよ、柚菜さん無理しないで。」
『大丈夫です…ご迷惑をお掛けしたくないので帰らせて下さい。』
ガチャ
一織「何言ってるんですか、そんなフラフラでもう運転なんて出来ないと思います。
下着はそのままにするしかないですが上の服は全て洗いますから。
私より七瀬さんだけであれば恥ずかしくないでしょう。」
陸「あ、じゃあその間の服は前みたいに俺の服でいいかな。」
一織「シャツ系でお願いします。
それとタオルです。温かいタオルも作ってきたので七瀬さんこれで少し身体を拭いてあげて下さい。」
陸「え、俺?」
一織「出来ないのであれば私がしますよ。」
陸「むっ、ちゃんと出来るし!ほら一織部屋出て!」
グイグイと一織の背中を押して部屋から追い出した陸は柚菜の服に手をかけ服を脱がしていく
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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時