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『いらっしゃいませ〜』
「えっと、ホットミルクといちごのドーナツお願いします!」
『はい、かしこまりました。笑』
マネージャーの仕事が休みの日、カフェでのバイトがあり仕事をこなしているとお客さんとして陸がやって来た
『お待たせしました、ホットミルクとイチゴドーナツです。ニコ』
「ありがとうございます。ニコ」
『いいえ。』
「水瀬さん、そろそろ上がっていいよ。」
『はい、分かりました。ニコ』
「柚菜さん…なら一緒に食べよ?あ、だめ……かな?(><)」
『陸くん…えぇ、いいですよ。ニコ』
柚菜目当てで来ていた男性客は陸の誘いに乗った柚菜を見て聞き耳を立てる
『少し待っていて下さい、私服に着替えてきます。』
陸「うん!ニコ」
店の奥に戻る姿を見てんふふ、と喜ぶ陸に嫉妬の眼差しが刺さるが見られてる事には慣れてきていた陸はその視線には気付かなかった
暫くしてココアとサンドウィッチと荷物を持って陸の席に来た柚菜の服装は白ニットに黒のスキニーで大人っぽくかつ可愛い格好をしていた
陸「柚菜さん服似合ってる!」
『この間陸くんが選んでくれた服を着てたんです。今日はお見せ出来ないなと思っていたので見せられて良かったです!笑』
陸「えへへ、それなら良かった!
あ、早く食べよ!実はこの後雑誌の撮影なんだ〜♪」
『ふふ、知ってますよ。今日はこの後予定ないし紡さんもいらっしゃらないので付いて行きます笑』
陸「ホント?笑
嬉しいな〜柚菜さんが居てくれるともっと頑張れる!笑」
『普段も頑張ってますもんね。』
陸「うん!笑
あ、そういえば今日は春服の撮影だって。」
『はい、聞いてます。ただ寒くない様に対策はして下さっている筈ですが少し心配ではありますね。』
陸「そうかな?俺は大丈夫だけど……」
『気を付けないと駄目ですよ。陸くんは1人の身体じゃないんですから。』
会話に聞き耳を立てていた人達は柚菜の一言に驚くが陸は気付いていなかった
『喘息を起こしたら皆さんが心配します。』
陸「あ、そっか。そうだね、気を付けないと(笑)」
『そうですよ(笑)
私も凄く心配しますから。』
陸「うん、ありがとう!」
間食が終わると一緒にスタジオに向かい柚菜はスタッフに挨拶する
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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時