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『あー、もう始末書見たくない、眠い疲れた…
謝罪やらなんやらしてたらもう2週間経ってるし……』
デスクに伏せてまだまだ山積みになっている書類関係を見て絶望する
零「起きろ!」
『痛っ!?』
ベシッと頭を書類で叩かれ落ちそうだった意識ごと戻される
零「情けない。早く終わらせろ。」
『あのねぇ、あんたが車全損させてその後直ぐに部品交換になって爆発事故起こして大規模停電になって観覧車落ちてノックリストを盗まれた始末書全て私がやってんのよ。むしろ労わって!?あーもう昨日だってTRIGGERのライブ行く気だったのに!
先の見えない書類のせいでパーよパー!』
零「知るか。これ追加の書類だ。」
『へ、……降谷やって…私もう無理……これ以上書類増やされたら過労死する』
零「知らんな。俺は今からポアロだ。やっておいてくれ。」
『……藤城分かりました…』
…藤城さんなんて不憫な……思わずその日デスクに向かい合ってた全員が思ってしまう
『一度仮眠室に行ってくる……10分後教えて……』
「はい、分かりました。」
硬いベッドでも寝転ぶとすぐに眠気はやって来て束の間の休息後直ぐに書類に手を付ける
ヴィーヴィー
『はい、水瀬です。』
「あ、柚菜さん!すみません、お休みの中…体調は大丈夫ですか?」
『あ、はい、紡さん。
少し風邪が長引いてしまっていてもう熱は無いんですがあまり身体が動かなくて…すみません』
「いえ、安静にして眠ってて下さい!
すみません、連絡をしてしまって……」
『いえ、大丈夫です。どうかしましたか?』
「あ、実は陸さんと一織さんにドラマの撮影が来まして復帰後からで構いませんので出来ればお2人の現場に付いて頂けないかと。」
『はい、大丈夫ですよ。』
「本当ですか?」
『はい、体調もすぐに治します。』
「無理はなさらないで下さいね」
『ふふ、分かってますよ(笑)
では、詳細はメールでお願いします。』
「はい、分かりました。では失礼しますね。」
紡からの連絡に早く書類を終わらせる決意をしたAはそれまで働かなかった頭が冴えるようになって来て次の日の夕方には山積みになっていた書類を全て終わらせたのだった
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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時