カフェ店員のかくしごと…2 (ページ3)

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『ふぅ、これでちゃんと言う事聞くいい子だったらいいけど…』

零「……1人で2役なんてよくやるな。
お前の声帯どうなってるんだ。」

『昔から施設の子供達にせがまれてやってたの知ってるでしょ、何今更な事言ってんの？』

零「それで？あの子達は言うことを聞く“いい子”なのか？」

『いや、どうだろうね。七瀬陸の訴求力にはあのメンバー、小鳥遊さんも適うはずない。
それに四葉環や和泉一織、この2人もこういう所は好みのはず。六弥ナギは確実に喜ぶでしょうし逢坂壮五も昔からこういう所には来ていないからそういう意味では楽しみたい気持ちも勝るだろう。』

零「……お前が指導しろ。」

『あそこにいる私はただのマネージャー。指導なんて出来る訳ないでしょ。
小鳥遊さんと二階堂大和、和泉三月がどれだけ纏められるかによるけどあまり期待は出来ない。何せ全員がお人好し過ぎるからね。

そうなれば私達がする事は1つ。誰も巻き込まないように出来る限り早く決着をつける
公安のミス。私達で挽回するわよ。』

零「当たり前だ。」

撮影が朝から夕方まで長引いてるって事は閉園時間ギリギリに終わる可能性もあるのか…

『降谷片側の観覧車を貸し切りにするって言ってたわよね。』

零「あぁ、それがどうした。」

『いや、まさかそんな事しないでしょうしそんなに小鳥遊事務所に権力がある訳じゃないし平気よね。』

零「何の話だ？」

『いや、何でもない。ただ今日ここでキュラソーを見つけた時に降谷の関わってるコナンくん達と一緒にいるのを見た。確かあの子達鈴木財閥の女の子と知り合いでしょ。
これは1つの可能性で仮説だけどあの子達はまた観覧車に乗る気がする。ここは鈴木財閥も出資してるし有り得ない話じゃない。』

零「あの子達とIDOLiSH7が出会うって事か？」

『可能性はある。この広い敷地で会わない事を祈りたいけど私達は生憎事件に巻き込まれるし突っ込んでいくから危険は回避出来ない。』
出会わなければそれでいい。

そうよ、あの子達が幸せに暮らせる様に私達がいるんだから。