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『…駆…くん、』
駆「上がった??」
『…えぇ…冬に池に入ってごめんなさい…駆くんも結局濡れたし…その…』
駆「いいよ。でもそんなに写真は大切??」
『…ええ。私母様と父様の結婚に憧れていたの。母様と父様小さい頃からすごく忙しくて…近くには姉様や兄様、華や従兄の樹しか居なくて…
母様も父様に会うまではずっと一人で、お祖母様とお祖父様が帰って来るまで写真を見て勇気づけられていたみたいなの。』
駆「そうなんだ?」
『まず言うとねこの家は五大名家の1つの極楽院家よ!
昔母様達の代で崩れそうになったけど持ち堪えたそうよ!父様の名案で他の五大名家の内の4つの家を説得して…
今でも政治や社会に色々関わって居るわ。』
駆「そうなんだ。」
『聞いた事ないかしら。
神観月家、これも五大名家の内の1つよ
神観月刹那さんが現当主でその奥さんの美珠さんの事』
駆「美珠…もしかして鷹塔美珠さん?」
今も女優業をしてる…
ウチ(ツキプロ)とも関わりが深いCMもよく一緒だし…
『そうよ!美珠さんは父様の妹なの!昔からよく撮影現場を華と見せて頂いたわ!』
駆「そうなんだ。」
『他にも華道の名門蓮条家は知ってる?あそこも名家の内の1つよ!
他にも八千扇家やもう1つあった筈よ!』
駆「よく覚えてるね?」
『えぇ…必要だから…。姉様達は嫁ぎ先の家に行ったの!私が極楽院家を継ぐから今の内にしっかりしないと…ね。』
駆「あんなにおっちょこちょいなのに?」
『駆くんだってアンラッキーじゃない!』
駆「じゃあお互い様か…」
『そうね!』
まだ終わってほしくない…
駆くんと…
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作者名:reina | 作成日時:2018年5月10日 18時