水泳部のマネージャーは… (ページ35)

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33話ページ35

『バレないって思ってたけど無理ね…さて何処から話すのがご希望かしら？』

遥「それは全部に決まってるだろ。」

怜「そうですよ。Aさんの事ちゃんと知りたいです。」

渚「僕もちゃんとAちゃんがどうしてあんな事言ったのか知りたい。」

真琴「そうだな。A何があったんだ？」

江「ｯ!!」

凛「…A、言ってやれ。」

『(´Д｀)ﾊｧ…江と凛は知ってるけどうちの両親離婚した。』

真琴「えっ？でもさっきはおじさんが倒れたからって。」

『そう言わないと会社のイメージ悪いでしょ。理由はあの父親が愛人を妊娠させたから。』

皆「っ!!」

江「え？でも妊娠させた所は聞いて無いよ？」

『外で言える訳無いじゃないわ。それに今向こうは一文なしよ。』

渚「どーして？」

『私が会社、株を全部取ったから。』

怜「何故そこまでしたのですか？」

『いわばこれは私達からの復讐。3年前凛がいるオーストラリアに1年間住んでた。その時に大学に行ったけど父親は浮気してた。ママはホスト巡り。そこからはずっと私の為とか言いながら仮面夫婦をしてたわ。それで遂にはその女を妊娠させた。それで離婚するって言うから会社と株、私達に近づかない等で離婚は一瞬で成立したわ。』

江「でも凄く仲良いように見えたよ？」

『そらねぇ。悟られない様にするわよ。て事でまぁ世間には嘘だけど父親が倒れた事にしたの。まぁ私の苗字はもう香澄ではないのだけどね？』

渚「えっ？じゃあ苗字は？」

『天王寺…。天王寺Aよ。』

怜「待ってください！天王寺と言えばホテルを展開している…」

『そうよ。それ私のママのお祖母様の会社よ。』

皆「工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工！」

凛「そんな事聞いた事ねぇぞ。」

江「そうだよ！」

真琴「え？凛も江ちゃんも知らなかったの？」

『だって言ってないもの。ママは絶縁みたいな感じだったし。でも凛さんと江ちゃんが昔から行ってるあのホテルはお祖母様の所よ。』

遥「ならおばさん達が絶縁してるのにお前はどうしてそのホテルに行けたんだ？」

皆「確かに。」

『お祖母様と私の関係は良好よ？だって自分で言うのもあれだけど初孫だし、お祖母様がひと目会おうとよくここまで来てくださってたわ。』