水泳部のマネージャーは… (ページ31)

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29話ページ31

『江！おはよ。』

江「え、A!?Aが先に出てるなんて珍しいね！」

『今日は早起きしちゃった！そうだ、あのね私水泳部辞めようと思ってて。』

江「えっ!?どうして！」

『昨日、ママ達離婚した。パパの方から会社と株を全部取ったの。それで仕事しないといけないから。高1って事で重役に舐められたら困るでしょ？』

江「それでも…！Aと部活したいの…」

『ありがと。でも決めた事だから。』

江「A…。これお兄ちゃんは？」

『知ってるよ？さっきまで一緒に居たから。』

江「そっか。あっ！そういえばね昨日水着買いに行った時に遥先輩お兄ちゃんと会ってたの！それで私だけ聞いちゃったんだけど県大会の時に勝負するみたい。」
Aに言って駄目なら真琴先輩達に言おう。

『そっか〜!私は楽しみ！凛の泳ぎをコピー出来るチャンス！』

江「Aならそう言うと思ってた!」

『バレてたか…。』
凛、何考えてるの？私、昨日あったのに

放課後

『あと2日…。絶望的だわ。』

怜「スイムキャップOk。度付きゴーグルOk!非ブーメラン型水着Ok。」

江、真琴「おぉ～」

真琴「一流選手の様な風格だなぁ。」

渚「ほんとに泳げちゃうんじゃないかな。」

江「いけるかも…」

『いやいやそんな簡単にいったら今までの意味ないでしょ…』

真琴「入水角度は完璧だ。」

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怜「ぷはぁ！何故だ?!」

皆項垂れる…

『やっぱり駄目か…。』
しかも天方先生、思いっきり努力否定したし…