【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ9)

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8話★ずっきゅんページ9

「しょうがないですねー・・・『Aセンパイ』」

ズッキュン

『････うあっ!?///』

やばい。
やばいやばいやばいやばい////

センパイって・・・センパイって・・・！

『めっちゃいい響ィィィィィィィィ！！！テンション上がるぅぅぅぅ！！！』

「お前何言ってんだ、アホか」

ベルセンパイが呆れ気味に溜息を吐く。
それに対してフランは・・・

.

「かわいーなー・・・」

.

「･･･････････････････････････え」

「あ、やべっ。」

やべっ、といいつつも全然ヤバそうに見えないフラン。
ベルはそんなフランを凝視した。

「オイ、フラン・・・お前今・・・あいつのこと『可愛い』って言ったよな？」

ベルはAを指差しながら言う。

「・・・・・・・・えー。言ってませんよー。別にAセンパイ超かわいーとか付き合いたいーとか結婚してぇーとか思ってませんよー」

「いや、見え見えじゃねーか！あいつだけはやめとけよ、男みたいなモンだから」

ベルは未だにテンションが上がっておかしくなってるAをじっと見る。
まぁ確かに容姿はモデル並なんだけどな。
初めて会ったとき、王子も惚れそうになったから。
だけどそのことをAに伝えたら飛び蹴りして来やがったんだぜ、アイツ。マジ女としてありえねーだろ。

「ま、とりあえずやめとけアイツは。生活してたら分かるぜ、Aの汚さが」

『アレ？今すごい悪口言われた気がするんだけど空耳かな？』

Aがキョトンとしながら首を傾げる。

「気のせいだ。っつーか早く案内しねーと日ぃ暮れるからっ」

それをテキトーにはぐらかして、俺は足を進めた。

『へぇーい。フランくん、今日からあたしのことは『Aセンパイ』って呼んでね！』

「まぁ、気が向いたらー。･･･じゃあセンパイもミーのこと『フラン』でいいですー。『フランくん』ってセンパイが呼ぶとなんか鳥肌立つんでー」

『うっわコイツマジ失礼、オイ新米、センパイなめんなよ?』

「センパイもミーと同期だって聞きましたけどー。1週間前に入隊してきたってー」

『うるせー！1週間分もこのクソみてぇな集団のこと知ってんだよあたしは！』

「クソとか言うんじゃねーよ」

・・・とまぁ、そんなグダグダなカンジでアジトの案内は終わったのだった。ちゃんとフランとAが覚えたかは不明だが。