【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ48)

今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:38,835 hit

44話★崩壊ページ48

会場が、ざわついた。

「え？」

「何を言っているんだ？」

「崩壊なんて、なんで今更…」

そのとき。

ガタガタガタ……
パリーン！

会場が、大きく揺れた。
テーブルに乗っていた料理が、一斉に派手な音を立てて崩れ落ちる。

天井から、パラパラと何かが落ちて来た。
みると、天井に大きな亀裂が入っている。

『ほらね！ほら！言ったじゃん！へっ！』

「何勝ち誇った顔してんだ！今はそんなことしてる場合じゃねーだろ！」

ベルセンパイの苛立った声がが飛んでくる。

「みなさん、慌てず落ち着いて！早急に外へ避難してください！」

十代目が指示した途端、会場はざわつきを増した。

「ちょっと！早く出なさいよあんた！」

「きゃあ！ちょっと、押さないでくれる！？」

『おいゴルァそこの女共ぉ！何喧嘩してんだ！早く出ろ死にてーのかあぁん！？』

「すっすみませえええんっ！」

ザンザスが入り口を破壊してくれていたおかげで入り口が広くなり、結構スムーズに避難することができていた。あいつもたまには役に立つな。うん。
それから、3分くらい経ったあと。

「A！」

それまでずっと指示を出していた十代目が、私のもとに駆け寄ってきた。

「俺達も出よう。みんな避難できたみたいだし」

周りを見渡すと、ここにいるのはあたしと十代目だけで、他はみんな外へ避難していた。

『うおーすげー！皆逃げ足はえーな』

「感心してる場合じゃないでしょ？ほら、行くよ！」

十代目は私の手をつかむと、入り口に向かって走り出した。
そのとき。

――ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ･･･

「チッ･･･やばいな。これ、天井落ちてきそう」

『天井より先に、シャンデリア落ちてきそうですよ十代目』

そういってぱっと天井を見上げた瞬間。

―ガシャアアアアアン！

『うわっ！言ってる傍から落ちてきた！』

「早く出ないとやばいよここ。天井、亀裂はいってる」

十代目は言うなり、何か･･･丸い玉？みたいなのを飲んだ。
すると、十代目の額と手に、ボッと死ぬ気の炎が灯る。
かっけー！！

『わあああ！すっげ、�世に似てますね！』

「･･･時間がない。急ぐぞ」

『え？っちょ･･･』

十代目は私をひょいっと肩に担ぐと、そのまま一気に加速した。