【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ47)

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43話★勘ページ47

★フランside★

ボスと沢田綱吉がケンカ(？)してる間。
ミーはベルセンパイと喋ったり、スクセンパイをいじったりしながら、なんとなーくAセンパイの方を見た。

Aセンパイはボケをかましまくるボスにツッコミをいれていた。かなり激しく。

あーあ、ボスいたそー。
でも幸せそうだからきもいですー。

そんなことをぼんやり考えていると、誰かがAセンパイにぶつかった。その人はちょっとチャラいかんじの男だったが、外見とは違ってしっかりした態度でAセンパイに謝っていた。

その男が人ごみの中に消えて行くのを、じっと見つめているセンパイ。

ーなんでしょー。また惚れたとかですかねー？

心配になったから、Aセンパイの所まで行ってみた。

「センパイー。今の人、どうかしたんですかー？」

『ん？あぁ…いや、ちょっと。知り合いに似てたから、さ』

センパイはぼーっとしながら呟く。

「…へー、そーなんですかー」

なんでしょー？
なんかセンパイの態度に引っかかるところがあったけど、何も言わないでおいた。

★Aside★

なんか、なんだろう。
異変？を感じる。
会場全体の空気の動きが、変わった…？

『なんだろ…？』

不思議に思って、耳をすませる。
すると。

ズズズズ…

地響きのような音が聞こえた。
天井を見てみると、シャンデリアが小刻みに揺れている。

『地震？』

いや、でも。なんか違う。

「センパイ？」

フランくんが首を傾げる。
あたしはもう一度天井を見てー…

『！！』

やばい。

あたしは、駆け出した。

「センパイ！？」

フランくんが驚いたように声を上げるのが聞こえた。

あたしはステージにあったマイクを掴むと、うるさいくらいの声で叫んだ。

『みなさん！逃げてください！もうすぐここはー…

崩壊します！！

たぶん』