【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ5)

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4話★キティ帽子ページ5

―拉致られてから、一週間。

「あ。はぁ～い、AvV」

『あ、姐さん！おはよー』

廊下でルッスーリア先輩とすれ違ったので挨拶をかわす。
この人オカマだけど、料理が上手すぎて美味すぎて・・・そこだけは尊敬してる。
話しながら歩いていると、誰かにぶつかった。

『あ、すみませ・・・って、ただの堕王子か』

「ただの堕王子って何だよ。マジお前殺すぞ」

『冗談ですって。怒んなよー』

棒読みでいうと、ベル先輩はどこからともなくでっかいキティちゃんの被り物を取り出して、乱暴にあたしの頭に被せた。

『ぎゃっ！何これ！』

「うるせー。コレでも被っとけ！」

『は？ムリムリ脱ぐし』

「どこから刺してほしい？」

ナイフをちらつかせる堕王子。
マジこいつ、いつか殺してやんよ！

『・・・寝るときは外すから』

「しししっ♪お利口♪」

あたしの頭を撫でる堕王子。
･･･こーいうのはかっこいいって思っちゃうんだよねー

「うﾞぉﾞぉおﾞおいﾞ！！クソボスが幹部は全員談話室に集合だそうだぁ！」

廊下に大型ミサイル級の声が響き渡った。
うざい。←

『っるせー！そんなに叫ばなくても聞こえるっつーの！少しは近所迷惑とか考えろカス鮫！』

あたしはイライラしながらスク先輩に怒鳴る。

「おいテメェ、先輩に向かって『カス鮫』とはどういうことだぁ！」

『だからうるせーっつってんだろーが！ボスにカッ消してもらうぞ！』

「・・・」

カス先輩ってボスには弱いよね。

「うﾞぉぉぉいﾞ！！カス先輩とは誰のことだぁ！俺じゃねーだろうなぁ！」

『お前以外誰がいる』

「今日こそはかっさばいてやるぜぇ！覚悟しろよA！」

「まぁまぁ2人とも落ち着いて♪早く行かないとボスにかっ消されちゃうわよん？」

ルッスーリアが仲裁に入る。
あたしはカス鮫を睨みながらも頷いた。
するとそのまま、キティの重さで頭がぐわん！と前に傾く。

『あっぶね！マジこれ外していいですか？』

「外したらサボテンな♪」

キティ帽子

(堕王子いつか殺してやる)