【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ37)

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35話★普段冷たい人が優しくなるとキモい　new ページ37

『フランくん?』

「ちょっとじっとしててくださいー。そんなに乱暴に拭いたらメイクとれますよー?」

フランくんはそう言うと、ハンカチで優しくあたしの唇を拭いてくれた。
････････････あ、ちょっとドキってしたのは内緒ね?

『すまんのぅ、息子よ』

「いやー、あんたの息子になるくらいなら喜んで自害しますねー」

『酷っ!!どんだけあたしのこと嫌いなんだよ!!』

「これくらいですかねー」

『いや、大きさで表されてもわかんねーよ』

「あー、はいはい。早く戻りましょー。多分もうボンゴレ10代目の挨拶終わってますしー、ご飯も食べれると思いますよー」

フランくんはあたしの手をつかんで、会場内へと歩き出した。

『えっ!?うそぉー!!10代目の挨拶聞きそびれちゃった･･･最悪ぅー」

「飯食べれるんだから文句いわないでくださーい。と、いうか」

フランくんがぴたっと立ち止まって、あたしをじっと見た。
翡翠色の瞳に吸い込まれそうになる。

『?』

「あんなこと、軽く誰とでもしちゃいけませんからねー?あーゆーのは大切な人とするものですしー･･･何より、もっと自分の体を大切にしてくださいー」

『っ････フランくん･･･』

「何ですかー?」

『キモい』

ドカッ

『いたぁあああああい!!!乙女に何すんだコノヤロォォォオオ!!!』

「人が親切に言ってやってんのに何なんですかー死ねよ」

『こわっ!!だってフランくんが優しいんだもん･･･びびるわー』

「うるさいですねー」

そういったフランくんの頬はちょっと赤くなっていた。
いつもそんな表情しなくて新鮮だから････ちょっとドキドキした

『でも、ありがと。心配してくれて』

「別に心配してるわけじゃないんでー、そこんとこ勘違いしないでくださいー」

『ｹｯ、素直じゃねーのー』

＊

「うﾞぉおおおおい!!テメェら今まで何処いってたんだぁ!!」

『ちょっ!!うるさっ!!パーティーだぞ!?ちょっとはボリュームダウンできねーのかよお前』

「これでもボリュームダウンしてるつもりだぁ!!」

『嘘付け!!!いつもと変わってねーよ!!』

あー。
スク隊長いじるの超楽しい!!

「とにかく!!!今から挨拶まわりにいくぞぉ!!!」

『あいえいさー』

「てか、ボス遅いですねー。そろそろ目覚めていいころだと思うんですけどー」

『確かに･･･』

失神してもう1時間は経ってる。