【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ34)

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32話★10代目っ!! ページ34

「あ、スクアーロじゃん」

「･･･なんだ、沢田かぁ」

「何その微妙な反応。てかザンザスは?」

何かスク隊長がやたら親しげに話し始めた。頭がつんつんしてて茶髪で、なんかすごいオーラ持ってて、でも優しそうな人。

『フランくん、これ誰?』

「ボンゴレ10代目ですよー。ミーも本物は初めて見ましたー」

『え、これがボンゴレ10代目なんだぁ!!若い!!』

あたしが言うと、ボンゴレ10代目がスク隊長の後ろにいるあたしに気付いて、にこっと笑った。

「あ、はじめまして。キミ達がヴァリアーに新しく入った雲の守護者と霧の守護者だよね?オレは沢田綱吉。ボンゴレの10代目ね!よろしく」

にこ、と人のいい笑みを浮かべる10代目。
めっちゃ素敵な人やん!!超かっこいい!!やべっ、惚れそう!!

『はじめまして、Aっていいます。雲の守護者です!!うちのクソボスと違って10代目はしっかりなさっていてもうめっちゃ尊敬します!!マジザンザスなんかと比べ物にならねぇーーッ!!』

やべ、テンションあがるーーー!!
10代目引いてるけど気にしない!!

「あー、Aセンパイのことは相手しなくていいですよー。あの人頭おかしいんでー。ミーはフランっていいますー」

「Aにフランくんね。よろしく」

10代目がにこっと笑って握手を求める。
あたしは恐る恐るその綺麗で細い手を握った。

『ふわああああ、超かっこいー!!////』

やばいーーー!!これぞ一目ぼれやぁああっ!!!

「え?それほどでもな･･･」

「10代目ーーっ!!」

10代目の言葉を遮って、誰かが大声で叫びながらこっちに駆け寄ってきた。
そしてがくっと膝に手をついて、ぜーはーと苦しそうに肩で呼吸をしながら･･･

「こんな所、にいらし、たのですね!!そろそろ挨拶のお時間です!!」

「あ、そうなの?ありがとう･･･『隼人』」

･･････え?

隼人･･･って、もしかして････。

「じゃ、ザンザスが来たらそのときは教えてね。あいつそろそろぶっ潰さないとイラつくから。･･･じゃあね、スクアーロ、フランくん、A」

10代目はにこっと笑うと、どこかに消えて行った。
てか、隼人って･･･

「え･･･?『A』･･･?」

隼人が顔を上げた。

視線が合う。

あ―･･･やっぱり･･･

『隼人･･･?』

「A････なのか?」

･･･････沈黙。

「?2人ってどういう関係なんですかー?」

フランくんが首を傾げる。

『あー････えっとね』

『「元カレカノ」』