【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ31)

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29話★お着替えしましょ。ページ31

＊

―パーティー当日の夜―

『きゃっほーい!!!パーティー超楽しみぃー♪』

「お前今日テンションおかしいぞ」

ベルセンパイが呆れながら言う。
ベルセンパイは、パーティーだからスーツを着ている。
かっこいいつったらかっこいいけど、性格知っちゃってるからダメだわ。うん。

「あ?オレ性格も完璧だろーが」

『心読むな!』

「口に出てんだよ!!」

『やべっ、この癖どうにかしないといつか殺されるなー』

「この場で殺してやろうか?」

しししっ、と笑いながらナイフをちらつかせるベルセンパイ。

『イヤ、遠慮シトキマス』

「遠慮すんなって」

『いや、いいですマジで』

「A様、こちらへどうぞ」

あ、今私達何してるかっていうと、メイクしてもらってます!!
クソボスがケチって、メイクしてくれる使用人を1人しか雇ってなかったから、今めっちゃ時間食ってる。
しかもあたしの場合ドレス1人で着られないから、着させてもらわないとやばいんです。

『あ、はーい!!』

「チッ」

こわ！この人今舌打ちしたよ!?
着替え終わったら殺されそうだな･･･

＊

着替え終わった。
着替え終わったはいいが。

『これ、ダレ?』

足の部分がガッツリ開いてて胸元にたくさんの宝石が散りばめられた、瞳と同じ色のコバルトブルーのドレス。丈は踝くらいまでで、足元にも少し宝石が散りばめられている。髪は自慢の金髪をアップして、ちょっと巻いてもらった。そしてナチュラルメイクをして、完成!

『あたし超かわいくね？』

「はい、よくお似合いですよ」

あたしの着替えを手伝ってくれた使用人がにこっと笑う(ちなみに男)。

『ありがとーございます』

あたしは礼を言うと、メイクしてもらっていた部屋から出た。

『皆ぁーっ!見て!!このスーパービューティフルかつキュートなあたしを!!』

あたしが叫ぶと、皆が一斉にこっちを振り向いた。

「おー、Aセンパイ、終わったんで････」

ぽかーん。
『で』の口のまま固まってしまったフランくん。
皆も同じように、驚いたようにこっちを見てる。

『何!?そんなに変!?やだやっぱ着替えるわ!!』