【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ26)

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25話★悪いのは　♪Franside♪ ページ26

あれから数日。
センパイは明るく振舞ってるけど･･･
ミーは全然余裕ないように見えるんですよねー
時々泣きそうな顔してますしー
でも『無理しないで』なんて言えませんしねー
どうすればいいんでしょう･･･？

やっぱり人を殺したのが精神的にけっこー堪えてるんだと思うんですー
もしあのときミーがちゃんと後ろの敵に気付いていれば、センパイは人を殺すこともなかったのに。
敵を殺したとき、祈るように手を合わせ、「ごめんなさい」と呟いたセンパイの顔には絶望の色が浮かんでいた。

好きなのに、
なんであんな表情をさせてしまうんでしょー･･･

『なぁーに暗い顔しちゃってんの?』

ﾊﾞｼｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ!!!!!!

「っ･･･何するんですかー」

派手な音と共に後頭部にすごい衝撃。
顔をあげたら、センパイが新聞を持って立っていた。

『あ、ごめんごめん。頭にハエついてたー』

「嘘吐けー。ただのストレス発散でしょー」

『嘘だけど、ストレス発散ではないから』

よっこいしょ、といいながらミーの隣に腰掛けるセンパイ。
よっこいしょって、ババアかよー

『ババアじゃねーし!!あたしまだ10代だからね?ふざけんなコノヤロー』

「心読まないでくださいー」

『思いっきり口に出てるからね!?』

「やべっ」

『やべ、じゃねーよ。･･･てか、どーしたの?元気なくね?』

Aセンパイが急に真剣な声になるからびっくりしましたー

『もしかして、まだあたしが殺しちゃったのは自分のせいとか思ってんのー?』

「･･･だって、本当のことじゃないですかー」

ミーがそういうと、センパイははぁ、と溜息を吐いた。

『あのねー。何回も言ってるけど、あたしが殺したのはあたしの意思だよ?フランくんのせいじゃないって』

「でもセンパイ、勢いで殺しちゃったかんじじゃないですかー」

『うーん･･･まぁ確かにそうなんだけど。何だろ、体が勝手に動いたんだよねー･･･。フランくんが危ない!!って思ってさ』

にへらー、と気のぬけるような笑顔を浮かべる。

『でも、後悔はしてないよ。ヴァリアーに残れるんだし。まだちょっと人殺すことに抵抗はあるけどね?･･･あー、なんかフランくんに話したらすっきりしたぁー』

「?」

『だから、自分を責めなくていーんだよ!いつもみたいに喧嘩しよー、ね?』

優しく笑う先輩。
やめてくださいよー･･･もっと好きになっちゃうじゃないですかー

「･･･はい」

ありがとうございます、センパイー