【リボーン★ギャグ】毒舌ガエルに恋をして!!【ヴァリアー】 (ページ12)

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11話★任務ページ12

―数日後。

『いやーどうするよフランくん。ついに本番だよ』

ソワソワするぅぅぅぅ！なんかそわそわするぅぅぅぅぅ！

「なんでそんなにそわそわしてるんですかー。キモイですー」

『いやぁ。だってさ、初任務だよ！初任務！緊張するぅぅぅ』

「センパイって、意外とそういう系の人だったんですねー」

『･･･････え？そういう系ってどういう系？』

「オイお前ら！無駄話してねーでさっさと行くぞー」

「はーい」

『え、ねぇフランくん！そういう系ってどういう系！？』

「・・・」

無視された。

＊

はーい、皆ダイスキAちゃんです。
今あたしたちは、敵アジトの近くの森にいるよー

「誰に向かって実況してんだよ」

『そりゃぁ、このお話しを読んでくれてる数少ない読者様にだよ』

「あっそ。それより、あいつら人数少なくねぇか？」

『おい堕王子。『あっそ』で流すんじゃねーよ』

「こっちに気付いて、どっかに避難してんじゃないですかー？」

「バァーカ。普通アジトをあんなスッカスカにしていかねーだろ」

『人の話し聞けよ!!』

こいつらマジうざい。殴りてぇ、ガチで。

「ってことはー・・・」

フランくんがいつもより真剣な声で呟いた。
刹那。

『・・・っ、殺気―』

勢いよくうしろを振り向くと、真っ黒な隊服に身を包んだ、敵のファミリーがいた。数はざっと100というところだろうか。

「うおぉぉおおおぉぉッ！！」

敵の1人があたしに向かって、雨属性の炎をまとったオノを振りかざす。
あたしはそれをひょいっと飛んで避けると、敵の頭を勢いよく踏みつけ、敵の頭を土台にしてベルセンパイたちのいるところまで大きく飛んだ。

「ぐあッ」

情けない声をあげて敵が倒れる。

『どうしよう、蹴っただけなのに気絶したぞ』

「へぇ、なかなかやるじゃんA」

ベルセンパイが楽しそうに舌なめずりをした。

「でも敵は徹底的につぶさねーとな♪」

ベルセンパイはどこからともなくナイフを取り出すと、敵に向かってひょいひょいと飛んでいった。