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第七十四話 ページ8

クロハにコンビニでおにぎりを買ってもらい、それを食べていたところ、ある事に気がついた。


A「そういえば、クロハ朝ごはんはいいの?」


クロハ「いらない。ほとんど食べてないし。」


A「食べないと体に悪いよ?」


クロハ「俺の体はそうは簡単に悪くはならない。」


クロハがいつまでも意地を張るので、もう一つのおにぎりを差し出した。


A「ほら、食べなって。」


クロハ「いい。」


A「食べないとお出かけいかない。」


クロハ「…分かったよ。」


強行手段にかかると、ようやくクロハは差し出していたおにぎりを取った。


クロハ「そういや、大図書館って結構遠くないか。」


A「あー、そうだったかも。行った事ないからわかんないな。」


クロハ「行った事ないのかよ。」


A「だって、普通の図書館じゃないんだよ?おもしろそうじゃん!」


クロハ「そんだけかよ…。」


A「いいでしょ、夢があるから。」


話している間に、クロハの手にあったおにぎりはあっという間になくなっていた。


クロハ「ほら、行くぞ。」


A「早っ…。少しは女を待つっていう心はないの?」


クロハ「ない。」


A「ないの⁈ちょっとくらい待ってくれたっていいのに…。」


クロハ「お前が食べるのが遅すぎんだよ。」


A「食べるスピードはこれでも普通だよ!」

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2014年1月20日 2時

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