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第九十話 ページ26

A「その後は、何回もあいつの幻想を見たり、その世界から抜け出せなかったり、と。まあ、そんな感じかな。」


私の話を聞いていた団員のほとんどが、固唾を飲んでいた。


シンタロー「嘘だろ…?そんな惨い殺され方で…。」


A「…うん。」


キド「…なんで、あの世界から出られなかったんだ?」


A「多分、もう能力が備わってて、それがまだ封印状態だったから、かな。」


カノ「…何かに渡される奴の目的とかは?」


A「…まだ、分からない。」


キドたちの質問にも、少したどたどしく答えてしまった。


沈黙が一瞬走った後、シンタローが少し俯いた。


シンタロー「ごめんな……何も分かってやれなくて。」


その声は申し訳なさそうだった。


エネ「ご主人…?」


携帯の中で聞いていたエネちゃんも、これには疑問を抱いたのだろうか。


A「い、いや、シンタローは何も悪い事してないんだし。そもそも私が話さなかったのが…!」


焦って答えるも、会話になっていなかった。


カノ「ふふ、実はキド、ここ数日間Aの事心配してたんだよ。」


カノは笑顔に戻っており、キドに横目を向けた。


キド「なっ…俺はそんなんじゃないぞ!ただ、体調が悪いのかと思って…。」


キドは顔を赤くし、ごにょごにょと何か呟き始めた。


カノ「ほらほらー、もっと素直になりなよーって、痛いっ!!」


キド「調子に乗り過ぎだ。」


だが、カノもキドに脇腹をつままれて止められた。


その光景に思わず笑みがこぼれた。


キド「すまんな。色々聞かせてもらって。」


A「いやいや、別に大丈夫だよ。」


ふと時計を見ると、9時を指していた。


カノ「あ、もう夜だね!」


キド「それじゃあ、ここらで皆解散だな。各自早めに寝ろよ。」


カノ「はーい。」


A「おやすみ、キド!」


エネ「皆さん、じゃあまた明日!」


A「うん、エネちゃんもおやすみね!」


エネ「はい!お休みです、Aさん!」


私は一度部屋に戻る事にした。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


過去編問わず、他にも何か話の流れでわからない事があったらいつでも言ってください!


なんか、出来が悪くて文章になってなかったので←

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2014年1月20日 2時

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