第七十六話 ページ11
A「はあー…。」
カフェを出てから思ったが、今日はやけに私も振り回されてばっかだ。
A「おかしいのかなー、私も…。」
カノ「そうかもねー。でもそれは違うんじゃないかな?」
A「わかんないな…。なんか、振り回されてたからかな…。って、独り言に参加してこないでよ!」
カノ「ノリツッコミ上手だねー、A!」
A「カノ…?なんでここにいるの?!」
カノ「散歩!」
A「絶対違うでしょ。」
カノ「はは、ごめんごめん!迎えに来たんだけどね。」
___という事は。
A「さ、さっきの見てた?」
カノ「ん?Aが誰かとカフェで話してるところなら見たよ?」
気分ゲージが、最高からガクンと最低に下がった。
A「うっ…見てたの?!」
カノ「うん、誰と話してるかは見えなかったけど…彼氏なの?」
A「違う、断じて違うから!その話はもうやめよう!」
必死で話題を逸らそうとするも、
カノ「えー、でもAカフェの中でテンパってて…」
A「ぎゃー!もうやめて!」
カノが訳のわからない理屈をいう前に、私は慌てて制した。
なんで、こうなるかな。
カノ「わかったわかった、他の皆には言わないから…。」
A「ニヤニヤしてる!絶対言うでしょ!」
カノ「ククッ…A面白いね…。」
A「ぐっ…。」
こっちは必死で怒りを堪えているというのに、迷惑なやつだ。
A「…分かったから、アジト帰ればいいんでしょ。」
カノ「そうだね。じゃ、帰ろっか。」
柱時計は、夕方の時刻を差しているにもかかわらず、日暮れの時間が早くなっていた。
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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2014年1月20日 2時