善意と欲望 (ページ4)

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４F ページ4

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部屋に入るや否や靴も脱がずに
キスを仕掛ける

「ちょっ…ここ玄関….」

イヤイヤと駄々をこねる北山を
ひょいと持ち上げてソファへ押し倒した

「…ソファですんの？俺ベッドがいいんだけど」

まだ不満そうな言葉を無視して
さっきのキスの続きをする

「んっ…ちゅ…んぅ。ちゅっハア…ちょっと」
「ちゃんとキス答えて」
「…待ってっんっ…やぁ、ちゅっ」

されるがままの北山に少しイラっとして
いつの間にか脱がせた
慣らしてもないソコに自身をあてがう

「っおい！まだなんもしてないのに…っいた…！」
「嘘つき」
「お前…っっんんん！？いったい…やっんぅ…っ」
「っつ…はぁ、きっつ…」
「っ慣らしてねえからだろ！！！痛いから抜け！！」
「ヤダ」
「やぁあ…っン…んっ…もう、ほんとにへんになる…っ」

優しくなんかしてやらない

だって北山が悪いんだもん

きついけど俺のをすぐに受け入れたのは、
昨日の奴に慣らされた後だからでしょ

気に入らない

「ねえ俺だけでしょ？」
「んっ…な、にがぁ…」
「俺のじゃないと満足できないでしょ？」
「っ…？どうした？今日藤ヶ谷変だよ、…ンっ」
「…」

ああまた口が滑った

わかってる
北山にとって都合の悪い言葉は
俺らの糸を切るハサミだってこと

油断してたんだ、
最近はずっと俺としか会ってないって言ってたから
そしたら今日俺と約束してんのに昨日知らない男とヤッて連絡も無視されて。

ずっと我慢してたものが爆発してしまった

真っ昼間から男同士で何してんだろって思うよ。

でもこれしか北山を繋ぎとめておく手段がないんだから。

「ハア…っん…も、イク……っ」
「っ…いいよ、」

2人ほぼ同時に果てて

北山は息を切らしてぐったりしている

しまった、激しくしすぎた

あーーもうなにやってんだよ

こんなはずじゃないのに

いつもいつもこんなはずじゃないのに

優しくしたいのに、

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