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ある日
.
藤ヶ谷が家に遊びに来た
藤「お邪魔しまーす...てかオートロック三重のマンション初めてなんだけど…金持ちの家だ…」
北「野菜が届いちゃった…俺料理できないのにー…」
藤「カレーならできるっしょ、ルーも入れてくれてるじゃん」
北「藤ヶ谷やって!」
藤「えー...」
プルルルルプルルルル
北「お母さんだ、もしもし」
『あ宏光?お野菜届いた?』
北「うん 今友達が遊びに来てて一緒にカレー作るとこ」
『あらそうなの、楽しみだね。あのね、サモンね手術したのよ。こっちに知り合いのやってる腕のいい獣医さんがいてね。だからバイトのお金は宏光が好きなように使いなさいな せっかく働いたんだから ね? …もしもし?もしもーし。』
北「…」
ツーツーツー
ポタっと手の甲に何かが落ちてそれに視線を向ける
視線を向けると余計に降ってくる涙
俺そんなことで泣く奴だったっけ
そりゃ早めに手術したほうがいいし
サモンの元気な姿を見たい
でも なんか、
なんか
藤「あれ電話おわったの? お米さあ2合でいいかなー、…北山ー?北山さーん」
北「っ俺 やっぱりバカなの かも、ちょっと考えればわかることが全然わかんないっ…」
様子を見るようにこちらへやってきた藤ヶ谷は
俺を優しく抱きしめてくれた
藤「…おれもわかんないよ。北山は全然バカじゃないよ。」
余計に涙があふれた
.
.
「「いただきます」」
藤「…おいしい?」
北「うん、おいしい。誰かとするよりおいしい…あ 何言ってるのかな、笑 おいしいよ。ふつうに」
誤魔化すように笑って見せたけど、無意識に口から出てたからはずい
藤「っ…///」
…変な顔。
変な顔になった藤ヶ谷を無視してカレーを食べ進めた。
少しにんじんが硬かったけど今まで食べた中で一番おいしかった。
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アイ(プロフ) - 塩さん» コメントありがとうございます。私:が初めて投稿した作品ですが、私自身これが1番好きで...これ以上の作品を作れないと思うほどです。そんな作品にご感想頂けてとても嬉しいです。お礼を言って頂けるなんて初めてです。更新の励みになります:) (2020年9月14日 8時) (レス) id: 413f981beb (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - この作品、とても好きで何回も読み直してしまいます。1ページ目から最後まで目が離せず、1文1文がとても引き込まれるお話でした。北山さんのなんとも言えない空気感もすごく好きです。でも、特に最後の終わり方がとても好きです。素敵な作品ありがとうございました。 (2020年9月14日 4時) (レス) id: 020685fe5e (このIDを非表示/違反報告)
ももみつ(プロフ) - アイさん» 返信ありがとうございます。ええっ、そうなんですかっ嬉しすぎます。そんなそんな滅相もないです、お話が面白くてコメントしてしまいました。更新頑張って下さいね。私も頑張ります笑 (2020年6月29日 23時) (レス) id: f1fbacd12f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - ももみつさん» ご感想ありがとうございます。お名前を見て変な声が出たのですが、実はももみつ様の小説が大好きでずっとファンです...そんな方からのお褒めの言葉を頂けてとても嬉しいです。 (2020年6月29日 21時) (レス) id: 483a37859b (このIDを非表示/違反報告)
ももみつ(プロフ) - 世界観が好きです。あまり占ツクでは読んだことない内容で、ドキドキしてます。なんだか映画を観てる気分で、楽しめます。更新楽しみにしてますね^_^ (2020年6月29日 12時) (レス) id: f1fbacd12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイ | 作成日時:2020年6月28日 2時