● 消失 ページ15
スマホでメンバーと話すのに夢中になっていると
キッチンからプシューっと音がする
驚いて目をやるとAちゃんがいない
駆け寄ってガスコンロの火を止めると
味噌汁が吹きこぼれていた
潤「・・・Aちゃん？」
姿が見えない。音もしない。
そういやさっき電話してたっけ？
玄関を見に行くと靴はある。
少し申し訳ないけど家を詮索するように歩き回る
真っ白なドアを手前に引くと
潤「わっ、ビックリした・・・。大丈夫？」
お風呂のドアに凭れ掛かって虚ろ気に座り込む彼女がいた。
少し前までの彼女を思わせる姿に心配になって
その場で力の抜けて冷えている体を抱きしめた。
潤「Aちゃん・・・」
「潤くん」
彼女の腕がゆっくりと俺の首にまわされた
耳元で小さく“大丈夫、大丈夫”と聞こえてくる
落ち着くまでこうしていようと決めた。
何があったのか今すぐにでも聞きたいけど
そうしたらバラバラに壊れてしまいそうで・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うがいましろ(プロフ) - ゆかりさん» 前作から引き続きコメントありがとうございます！私の勝手な好みでやや可愛い松本さんが出ちゃっているかもしれませんｗこれからもよろしくお願いします！ (2017年8月7日 10時) (
レス) id: 5698e14306 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 潤君はストイックなのに実は照れ屋さんなんですね (2017年8月7日 9時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うがいましろ | 作成日時：2017年8月6日 22時
