関西弁の声優さんPart2

11話 ページ11

ライブは最終日。


私が2勝百々野も2勝、ということはこれに勝たなければ私は声優界から消える









・









『私はいつもと違うから…ね』


そう言い私は一人楽屋を抜ける





ライブは後2時間で始まる







雷李も心配するだろなぁ…









・









『…あった』


私はステージに隠されていたあるものを見つける




『最終日だから何かしてくると思ったら、ここまでとは…』



あるものとは、それは糸。


糸ごときって思うやん。この糸、引っかかったらライトが落ちる仕組みになってる









『…物理でやりにきたんかよ』




私はそう言いライトの近くに行ってライトに引っ掛けてある糸を切る。




そして、糸を全部回収した









・









『…足…もってよ…』


私の足は苦に苦を重ねたため見ると吐き気がする。

青くなっていたり所々血が出ていたり、まぁ酷い









私は立ち上がる









『…最後まで私は道化師(ピエロ)になって笑ってたらええか』




私は事前にスタッフさんに頼みあるものを貰った









・









・









今回の演出は誰も知らない、私しか知らない




スタッフさんには言ってあるが、他の人に言わないでとお願いしておいた









・









『それじゃあ…ファイナル、楽しみましょか』




私はそう言って楽屋に戻った

12話→←10話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す