駅で出会った彼は元推しでした

6話 ページ6

自分のデスクに戻って仕事をする









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『っあ”ぁ”、疲れたぁ』


やることが全て終わって帰宅の時間になった









〈あぁ、そうそう。明日新しくここに移る子が居るから、楽しみにしててよ〉



課長がそう言うと口々に誰かな！？とか男ならいいなーとかそんな声が聞こえた









私は一人スマホでTwitterを開ける









社畜のロング@long_0000
お仕事終わりー！今日は後輩ちゃんの愚痴に付き合うため飲みに行きまーす。
可愛い可愛い後輩ちゃんよ、今日ぐらい好きに愚痴れ！


そんな文章を打ってツイートした









ブーブーとバイブがなりスマホが揺れる









〈高宮センパイー！行きましょー！！〉

『はいはい、待ちなさいな』


私はカバンと車のキーを持って後輩ちゃんの後を追いかけた









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〈そんっでぇ！彼氏が！〉

『うっわ…最悪だね…』


〈でも、すきなんですよぉ！うぅ〉

『あー、泣かないの！』


後輩ちゃんの愚痴を聞くこと早1時間



相変わらずこの子はお酒は飲むのにすぐ酔いやすい体質みたい




『後輩ちゃんはその子のこと好きなんでしょ？』

〈すきでしゅ！！〉

『ならさもう好きなら好き。それでいいじゃんか。その子が浮気やらなんやらしてきたら私のとこ来たらいいよ。後輩ちゃんなら大歓迎』

〈たかみやせんぱぁぁい〉

『はいはい、とりあえず落ち着こ？すみませーん！お冷1つ！』

〈うぅ…〉









後輩ちゃんはお冷を飲んで少し落ち着いたのかすやすやと寝た









『こんな可愛い子の彼氏くんの顔が見てみたいわ』


そう呟いてテーブルに置かれた烏龍茶を飲みながら後輩ちゃんが頼んだ焼き鳥などを食べる









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〈お客様4名様入られまーす！〉


店員さんの元気な声が店中に響き渡る






店員さんも頑張るなぁ


そんなことを思いながらスマホをいじる









そして隣を通る4人に見覚えがある









2人は間近で見たことは無い



2人は確実に見た事ある









だってこの4人









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うらた「あっれ、Aだ」



『…うっす』



浦島坂田船だからだ

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