駅で出会った彼は元推しでした

17話 ページ17

『…ん』

目を開けると窓からチュンチュンとすずめの鳴く音がする




スマホがブーブーとなる









・









『、はい』

うらた「A、大丈夫？」

『うん、大丈夫。てかどうしたの？』

うらた「えっと仕事場に連絡入れといたっていう報告と、Aの過去センラ達に話してもいい？」



『…っえ…』


うらた「Aが言いたくねぇのはわかる。けど俺はセンラ達に知ってて欲しい。知らなくてAを傷付けたりすることもあるし」




『…うん、わかった』



うらた「うん、じゃ話すな。それと今日センラの誕生日だから」


『…うん』









そう言うとツーツーと電話が切られた









・









私はTwitterを開ける









社畜のロング@long_0000
普通に寝てたね、昨日は色々あったなぁ

センラさんお誕生日おめでとうございます。








そうツイートすると直ぐにふぁぼが飛んできた









『…何かあげなくちゃな』



センラさんは元推しだとかそういうの関係無く、何かあげるのは前々から決めていた

仕事場も一緒になったし



『…センラさんが欲しいものか…』

時計？ネクタイ？んー…違うかなぁ








『…センラさん、何が欲しいんだろ…』



『…渉さんに聞いておこ』




私はLINEを開ける









Aセンラさんが欲しいものってわかる?
渉さんセンラ本人から聞けば?
A聞いといて
渉さん俺との話が終わったらAの所行くって。その時に言うってよ
Aん、わかった









『いやほんとになんなんだ…？』




そういい私はまた目を閉じた

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