11話 ページ11
『作るか…』
流石に6校分の飯作るってなったらカレーぐらいしか無理だ
『…間に合うか?』
私はとりあえずエプロン付けて始めようと思った
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「久しぶりだねA」
この声…
『辰也!?』
氷室「やぁ、手伝いに来たよ」
『辰也って丁度いい時に来てくれるよな』
氷室「そうかい?なら良かった」
『なぁ、あそこにいる2m級の人はほってていいのか?』
氷室「あぁ敦なら大丈夫だよ」
『あ、紫原って子か』
氷室「知ってるのかい?」
『んーん、テツヤが言ってただけ』
話をしながら辰也は手伝ってくれるからありがたい。しかも手際がいい
あっという間に下準備が終わった
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『辰也、ありがとうな』
氷室「礼なんていらないよ。あ、でも…」
辰也は私の前に立つ
氷室「お礼はA自身が良いな」
私はため息をついてペシっと手をどけた
『それは本当に好きな人に言え!』
『あ、そろそろ呼んでくるな』
私はそう言って辰也に背を向けた
このときの私の顔は真っ赤だっただろう
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・
・
『おーい、お前ら、飯できた…ぞ…は?』
火神「んだよ!」
「お前がおかしィんだろ!」
火神「はぁ!?おかしィのは青峰だろ!」
青峰「あ!?」
『…なんだこれ』
「すまんなぁ。うちのエースが」
『えっと…』
「わしの名前は今吉翔一。桐皇のキャプテンや。よろしくな」
『燈宮Aです。何があったんですか?』
今吉「あぁ青峰と火神があんたと勝負する言うて聞かんのや。んで先にすんのはどっちからで喧嘩しとんねん。しょうもないわぁ」
『あ、まじですか。ありがとうございます』
私は息を吸って
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『おい!アホ峰、バ火神!喧嘩するんだったらてめぇら飯抜きのゲームしねぇぞ!!』
『あ!飯できてますんで!!来てくださいね!』
今吉さんは何故か爆笑していた()
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作者名:狐の尻尾 | 作成日時:2019年5月8日 21時