✳ 唯side ページ4
「いつまでも親づらしないでよ
私に構わないでAに構えばいいでしょ」
クラブから唯と出てきた二人
人気のない路地で二人の声だけがこだます
「お前がなにしようが構わねえ
ただ、お袋だけは悲しませんな。
それにAは1人でも平気だ。」
「離してよお兄ちゃん!
Aが良いなら私だっていいでしょ!?」
なんで私だけ
「お前はまだ子供だろ。」
「じゃあAだってそうじゃん!」
「あいつはもう大人だ。」
「私たち双子なんだよ!?」
こんなときだけ双子を持ち出す私はずるいと思う
私はただ、ただ寂しいんだ
前みたいに、戻りたいだけなのに
お兄ちゃんじゃなくて、
今、私の手を引いてくれるのがAだったら
Aが、Aが迎えに来てくれれば
前みたいに一番に私のことに気づいて欲しくて
お兄ちゃんはAは私のこともぜんぜっん分かってない
私だって
私のことも、
お兄ちゃんのことも、
Aのことも
全然分からない
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りこ(プロフ) - めっちゃこういったお話が大好きです!!!!!続き気になってます! (2021年8月21日 3時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
てと(プロフ) - 愛須ちょこさん» ご指摘ありがとうございます!駄作ですが頑張って完結へ向けたいと思います!! (2021年4月23日 15時) (レス) id: af36bcfc49 (このIDを非表示/違反報告)
愛須ちょこ(プロフ) - 続きが気になる作品なのですが全ページに名前変更が適用されていないのと一か所誤字がありまし! (2021年4月23日 4時) (レス) id: 4858e2de82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てと | 作成日時:2020年7月30日 14時