もうひとりのカードキャプター

初めての魔法 ページ13

『マギちゃん、出て来られる？』

本をもちながら話しかける
すると本は淡く光ると、Aの横に
アマギがたっていた。

「お前がケルベロスか…随分風貌が違うようだが…」

「今は魔力が足りへんのや！」

『うーん、仲良くしてほしいな？？みんなでさくらちゃんの手助けしたいの』

「Aがそうしたいなら、僕は一緒にやろう」

「俺もやる！」

『と言うわけで、ケロちゃんこれからよろしくね？』

「こっちからもよろしくやで！」


そんなこんなでケロちゃんとの会話を終えて
さくらちゃんの元に戻ると、宿題をやるのであった。



☆．。•☆ † ☆•。．☆


そしてその夜。

『！この気配…』
「なに、これ…？」
「こいつは…カードの気配や！行くでさくら！A！」

不思議な気配がしたと思ったらどうやらクロウカードの気配のようだった。

『ガロちゃん、マギちゃんよろしくね！』

カードをケースに入れて外へと出る。

すると。



「さくらちゃん！Aちゃん！」



玄関の前にはともよちゃんがたっていた。


「ほぇぇぇ？！と、ともよちゃん？！こ、こんな時間にどうしたの？」

「ちょうど新しいお洋服が完成しましたので着ていただこうと思って！そしたらちょうどドアが開いたのですわ！」

『すごいタイミングだったんだね』

「ちゃんとお車で送っていただいてるので心配しないでくださいまし！ところでどこかにいかれるのですか？」

「なんやなんや！急がんとどっかいってまうで！」

「まぁ！！可愛らしい！」

玄関で止まっていると後ろからケロちゃんに声をかけられた。
ケロちゃんのことを説明するとともにカードキャプターの話もしたのであった。

「なら、このお洋服着てください！もちろんお二人ともですわ！」

という、ともよちゃんのひとことで
着替えてからカードの気配のする方へとむかった。



さくらちゃんはまだウィンディのカードしか持っていないため走って追いかける。

Aも一緒に走っていこうとしたが
ガロちゃんに止められた。

「おい、お前も走るんか？お前はカード、あるぞ？」

『！なるほど！なんのカードで行けばいいかな…？』

「アーラだ。こいつはラテン語。翼ってやつだな。まずは鍵を解放しろ」

『うん！天の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ、契約の元Aが命じる封印解除！
アーラ！！！』

カードを使うとAの背中には翼が現れた。

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