日常、氷帝を探せ。 ページ16
貴「氷帝、氷帝、氷帝……」
越「A先輩怖いっス」
仁「呪文みたいじゃのう…」
失礼な。
貴「だって見つからないんだもん氷帝！ 出てこい氷帝！ 氷帝！！」
越「今度はエセ氷帝コールになったっスね」
仁「Aはウチのマネージャーなはずなんじゃがのう…」
エセってなんだ。いやその前に、
貴「ちょっとBe quiet.There is somebody over there.」
仁「なんて言ったんじゃ？」
越「静かに、誰かが向こうにいる、…A先輩英語喋れたんスね」
貴「私も一応帰国子女だからねって黙れ言うとろーが」
言いつつそろりそろりと忍び足。あ、忍足じゃないよ、忍び足。
貴「忍足だ」
越「忍び足じゃないんスか？」
貴「じゃなくてほらアレ」
指差した方向には、角を曲がって行く忍足侑士。謙也に引き続き侑士まで見つけたな、しかも念願の氷帝！
仁「ガッツポーズしてないで追いかけるぜよ」
貴「わお、無意識って怖い。了解した…って鬼は私だっつの！！」
小声でやり合いつつそろそろとダッシュ！ なんか矛盾してるけどわかるよね、爪先立ちでしゅたたたたって感じ。
侑士が曲がってった角を曲がっ…、行き止まり？
貴「あれ？ 見失った…？」
越「でもここって行き止まり……」
だよね。ここ行き止まりだし、右に窓、左に窓、前に窓、後ろに廊下上に天井下に床…ってそりゃ当たり前だけど。
一体侑士はどこに消えた？
仁「ここの壁、色が違うのう」
貴「どこ？ …本当だ。絵でもかかってたのかな」
越「日焼けとはまた違うみたいっスけど……押してみたらがこっ、とか…？」
貴「まさかぁ！！」
とか言いつつ、やってみたくなったので。
えい。
貴「うぉわあっ！？」
押してみたらがこっ、といきました。というか回転扉？ からくり屋敷かここは！
貴「ってうわぁ！？ 侑士大丈夫！？」
その向こうには、畳んであったタペストリーと思しきものに埋れた侑士。
とりあえず発掘します。
侑「ったたた……すまんなあ、A」
引っ張り上げると、頭の埃を払いつつ、侑士の登場。
侑「2人もすまんなあ」
仁王とリョーマにも。それから、私に時計を差し出す。
侑「見つかってしもたわ。ほら」
貴「ありがとさん。えい」
かちん。忍足侑士、確保。
……で、
貴「なにがあった？」
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椿(プロフ) - NANOMANOさん» ありがとうございます！！！ 私も、ツンデレコンビのデレは大好きです。財前君もっとデレろ…！ (2014年11月6日 21時) (
レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
NANOMANO(プロフ) - 財前が可愛いです。ものっそい可愛いです。デレをありがとうございます。いつでも応援します！ファイト！ (2014年11月6日 3時) (レス) id: f5d752c2cb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - キー子さん» ありがとうございました！！ 続きは…うん、これ以上のカメですが、お付き合い頂ければ幸いです。 (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 七夕♪さん» 光栄です！ こんなカメ足にお付き合い頂き、ありがとうございました！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
キー子(プロフ) - お疲れ様です！日常にスポットを当てていて親近感がわくお話でした（＾ν＾）続編があるのならば是非また応援します！絶対！！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: 9a1f8b418f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2014年6月8日 19時
