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「A、一緒に寝よう!」

『…え?』


突然キラキラした目でそう言ってきた、犬系彼氏坂田くん。
思いもしなかった一言に、思わず疑問の声を出してしまう。

別に一緒に寝るのが嫌なわけじゃない。でも、急に言われると心の準備とかが…



「…もしかして、俺と一緒に寝るの嫌?」


しょぼんとした顔でこっちをみてくる。
うっ、ずるい。しょんぼりと垂れた犬の耳が見える気がする。


『ううん、いやじゃ…ない。でも、私寝相悪いし…』

「やったら俺が抱きしめといたらええんちゃう?動けんくしといたら寝相もなんも関係ないやん!」

『はい???』



待て待て待て。
つまり、私のことを一晩中抱きしめて寝ようと…?
無理。心臓がもたない。


『あのさ、普通に寝ない…?』

「抱きしめて寝るのって普通とちゃうん?」


とぼけないでよ、と言おうとしたけど、これは…とぼけてるわけじゃなさそう。
無自覚の圧力は強い。自覚がない分、なんでも言えちゃう。



「な!寝よ!」
『うーん…分かった。』


坂田くんのベッドの、坂田くんの隣に潜り込む。
坂田くんの手がお腹にまわってきて、呼吸の音が聞こえる。
ち、近い…

でも、坂田くんの体温に安心感も覚えた。



「ん、眠い?おやすみ」

『おやすみ…』



坂田くんの声、匂い、体温、全部が落ち着く。
頭がふわふわとして心地よくて、




『…すき、だよ』



私は自分でも知らないうちにそう呟いて、睡魔に身を委ねた。






「…なに、今の。かわいすぎんか…」


すやすや眠る私をさらに強く抱きしめて、真っ赤な顔の坂田くんがそう呟いていたなんて、私は知る由もなかった。





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ーsnrー→←- sm -



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時林檎。 - さっくさん» ありがとうございます!!好きになったら俺の負け。(http://uranai.nosv.org/novel/Tokirin4/)で宣伝させていただきます!! (2021年8月6日 8時) (レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
さっく(プロフ) - 時林檎。さん» コメント、嬉しいお言葉ありがとうございます!ご自由にどうぞ! (2021年8月5日 13時) (レス) id: 987cd85010 (このIDを非表示/違反報告)
時林檎。 - 初コメが私なんかですみません…、一応謝罪します…。るなから合作のことを聞いてて、ずっと楽しみにしてました!!「もぉ〜!皆いちゃいちゃしてて可愛いなぁ〜!」と心の中で発狂してます。よければ私の小説で宣伝してもよろしいでしょうか…?更新楽しみにしてます!! (2021年8月5日 13時) (レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さっく x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=nonkichi  
作成日時:2021年7月19日 20時

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