- skt - ページ12
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「え！？なんで…！？このゲームそんなに強くなかったやん！！」
『ふっふーん、今日のAちゃんは一味違うのだよ』
今、私と坂田くんはゲームをしている。
ス◯ブラというやつだ。
この前まで、私はこのゲームがとても苦手で、坂田くんに勝ったことなんて一度もなかった。
それがとっても悔しくて、子供か、と思われるかもしれないけど悔しくて、実は坂田くんに隠れてたくさん練習した。
その甲斐あって、今日はもう3回も坂田くんに勝っている。
坂田くんの悔しそうな顔を見るのも悪くない。
「くぅ〜！！！も〜！！せっかくAの悔しがってるかわいい顔見れると思ったのにー！！」
『………
え？』
悔しがってる…か、かわいい、顔…！？
「ゲームで負けた時のA、めっちゃかわええから見たいのにー」
そういって少し拗ねたように口を尖らせる坂田くん。
待ってください。私は今それどころじゃない。
心の底から悔しがってるのがバレてた上に、その顔を見られてた。
恥ずかしい。しかもかわいいだなんて、余計に恥ずかしい。
『ちょ、ちょっと待ってよ…！』
「えー、なんでいつのまにそんなに強くなったん〜？」
話を逸らされた。
なんでって…
『…だって、負けてばっかなの、悔しかったし。坂田くん、もっとゲーム上手な人と遊んでる方が楽しいのかなって…思ったし。坂田くんがうらたさん達とばっか遊んでたら…さ、寂しいなって』
この際全部言ってしまおう。
私だって、坂田くんともっといっぱい遊びたかったの…！！
「…なにそれ…」
『…ごめん…』
「…なにそれ、結局可愛いんかいっ！可愛いから無罪放免！悔しがってる顔見れなくてもかわいいから許す！」
『…へ』
「遊ぼ遊ぼ！Aが一緒に遊ぶの楽しいって思ってくれてるのが嬉しいわ…！次何する？あ、マ◯カー？」
…！！
『えっと、私、ヒュ◯マンフォールフ◯ットしたい！！』
「協力ゲーか！たまにはええな〜！」
ゲームがちょっと下手でも、坂田くんが遊んでくれるならいっか、なんて。
喜びが冷め切らないまま、私はまたコントローラーを手に取った。
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時林檎。 - さっくさん» ありがとうございます!!好きになったら俺の負け。(http://uranai.nosv.org/novel/Tokirin4/)で宣伝させていただきます!! (2021年8月6日 8時) (
レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
さっく(プロフ) - 時林檎。さん» コメント、嬉しいお言葉ありがとうございます！ご自由にどうぞ！ (2021年8月5日 13時) (レス) id: 987cd85010 (このIDを非表示/違反報告)
時林檎。 - 初コメが私なんかですみません…、一応謝罪します…。るなから合作のことを聞いてて、ずっと楽しみにしてました!!「もぉ〜!皆いちゃいちゃしてて可愛いなぁ〜!」と心の中で発狂してます。よければ私の小説で宣伝してもよろしいでしょうか…?更新楽しみにしてます!! (2021年8月5日 13時) (レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっく x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=nonkichi
作成日時：2021年7月19日 20時
