～桜夜月の今夜～ (ページ11)

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そして今へと至る。ページ11

１週間後～

ドン!!!!
焦凍「ウｩ!」

エン「今日はここまでだ。」

訓練が始まって、二週間弱経った。
今日もいろんな所がアザだらけで痛い。
早くお風呂に入って寝よう。

次の日の朝～

ふぁぁー眠い。
トイレ行きたいな。

ん、あれ、リビングの電気がついてる。声も聞こえるな。

冷「……もうダメなの。日に日に焦凍の左側があの人に見えてしまうの。
あの子の左側がとても醜くく見えてしまうの。
もう育てられない…育てちゃダメなの」

焦凍「お母、さ、ん」

冷「ﾊｯ!」

お母さんは、振り向いてそのまま沸いたお湯が入ったお湯を僕の顔にかけた。

焦凍「お母さん!!熱いあついよ!!!!!」

そのあとすぐにお姉ちゃんやお兄ちゃんが駆け付けてきた。
お母さんが病院に送られた。
僕は応急手当てとして左側に氷を当てて冷やしてもらっている。
お母さんが僕のせいで、お父さんのせいで!!!
もういやだ❗こんなとこ出て行けばお母さんはもう困らない？僕は訓練しなくてすむ？
今なら誰にもばれずに出て行ける!!今だ。

そう思い僕は家を飛び出し走り続けた。
しかし、無我夢中に走っていたため自分がどこにいるかもわからなかった。
お腹がすいたし、当てていた氷も生ぬるい。
そのせいか、左側が熱くて痛かった。足もヘトヘトで今にも倒れそうだ。
まずい!!倒れる‼

そう思った時誰かが支えてくれた。
「あの～大丈夫？あら、左側が火傷してる!!っておい!」
その声を聞いて僕は、意識を手放したんだ。

そして今、その支えてくれた人の家にいて、その人が左側を手当てし直してくれたんだと思う、多分ね。