～桜夜月の今夜～ (ページ9)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:1,320 hit

ある一家のすれ違いページ9

焦凍side

僕のお父さんは、ヒーローだ。炎を使うんだ。忙しくて遊んでくれたことは、少ないけど僕は、お父さんのことが好きだった。

僕のお母さんは、優しい。氷をだせるんだ。個性は冷たい。
でも、お母さんは、いつも温かい。お父さんがオールマイトがテレビに出ているとすぐ消して見るなとかいうけどお母さんが、お父さんのいない日に内緒で見せてくれた。そんなお母さんが大好きだ。

僕には兄弟がいる。お兄ちゃんが2人と、お姉ちゃんが1人だ。一番上のお兄ちゃんは、あまり話たことがないけど、お姉ちゃんと二番目のお兄ちゃんは、よく話したり、遊んだ。もちろん兄弟のことも好きだ。

そんな僕が大好きだった家族がいつもの日々が僕の個性が出てから変わった。

僕の個性は、周りの人よりすぐにでなくてお父さんに早く個性が出るのが楽しみだな、もう少し意識して見るといいと言われた。僕は、お父さんに個性が出たら褒めてもらえる、大好きなお母さんに
褒めてもらえる、ヒーローになれる、そう思って色々頑張ってたんだ。

ある日、今日もお父さんの真似をしてみたりして、外で遊んでいたんだ。その時急に左手から炎がでたんだ。暑くて思わず左手を右手で抑えようとしたら右手から氷が出た。
その時僕は、嬉しくてすぐにお母さんに報告した。お母さんは、「良かったね、焦凍。」と言って頭を撫でてくれた。でも、お父さんは、「本当か!!そうか、やっと両方の個性を持った子ができた。
焦凍、お前は明日から特訓だ。」と言われた。特訓？よくわからないけどまあ、いいやとそう思っていた。

次の日～

今日は何して遊ぼうかな？
お、お姉ちゃん達が外で遊んでる!いいなー僕も遊びたいな。
そう思っていたときだった。

急にお父さんに引っ張られた。

エン「焦凍見るな。あれらとお前はちがう！」

そのまま僕は道場に入れられ、訓練をしていた。
そしてこの日から辛い訓練の日々が始まった。

１週間後～

ドン!!!!

焦凍「ゴホォゴホォ、ウｩ!!!」

エン「立て。そんなもんじゃオールマイトおろか、ザコ敵にすら…」

冷「やめてください!!!まだ五つですよ‼」

エン「もう五つだ。邪魔するな!!」

冷「キャァ」

焦凍「お母さん❗❗」

お母さんがお父さんに叩かれてしまった。僕のせいで…