お兄ちゃん-グレーテル ページ4
『スイート、お兄ちゃんが街で聞いてきた噂を話してあげよう。＿』
「ジャミーテの森のどこかで、お茶会がやっているんだよね。そこにいけば魔法が貰える・・・うん、わかってるよお兄ちゃん。＿」
そこに兄はいないが、手を握り引き連れていく兄の幻覚が見えた。兄が引っ張る方に行くと、そこには兄が言っていた通りの服装をした『白雪姫』がいた。
「あら・・・お客さん？だいぶ焦っているけれど・・・。お茶はいかが？とても落ち着く、スイートティーを淹れてあるわ。」
目を疑った。噂はあるものの、お兄ちゃんによると白雪姫を実際に見たと言う人物はいなかったし、本当はいないと思っていた。＿ただ、この場にいるのだ。
気がつくとなぜか椅子に座っており、『白雪姫』が目の前に座り微笑んでいる。
「あなたも、噂を聞いてここへ？」
そう言って紅茶を差し出す彼女の笑顔は、うっすらと兄に重なった。
「お兄ちゃんにまた会いたいの・・・！それだけなの・・・！」
ポロポロと涙が溢れ、膝の上に滴り落ちる。その姿に、『白雪姫』はにっこりと問う。
「“
林檎を差し出し、少し首を傾げて彼女を見つめる白雪姫の髪がなびく。・・・もう少しで夜になってしまうのだ。＿覚悟を決め、彼女は林檎に手を伸ばす。
「お兄ちゃん、＿会いたいよ。」
そう言って林檎を手に取り、一口齧る。すると、溺れるような感覚が、彼女の全身に響いた。
あなたは・・・
“グレーテル”
に、なれたかしら?
あなたの魔法は“
お兄さんと、良い童話ライフを・・・♡
「ふふふ・・・私、お兄ちゃんだぁ〜い好き！」
そう言って、また一人毒林檎の犠牲者が増えた・・・。
続く
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あだむ！#まるあに！！アオイロオオカミ担当 - 夢色さん» いいえ、こんな作品が生まれるのはキャラクターを作ってくれる人たちのおかげです、私はそれを模倣したに過ぎませんから！ (2021年9月8日 15時) (
レス) id: 1fb7a3e658 (このIDを非表示/違反報告)
夢色 - 本編に出してくださりありがとうございます！とてもお話好きです！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: e3eae8dcae (このIDを非表示/違反報告)
あだむ！#まるあに！！アオイロオオカミ担当 - 霊園姶良さん» こちらこそ、参加頂きありがとうございます！ (2021年9月7日 16時) (レス) id: 1fb7a3e658 (このIDを非表示/違反報告)
霊園姶良(プロフ) - 本編に出していただきありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: efd251cbb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あだむ！#まるあに！！アオイロオオカミ担当 | 作成日時：2021年9月6日 16時
