ノミンと同期の女の子2 (ページ21)

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JNside

「ジェノ！おまえ、Aと仲良いらしいじゃん。連絡先教えてください！！！」

JN『A携帯持ってないよ？笑』

聞いてくる練習生たちの蕾は短くて、どんどん消えていくヤツらばかりだったから余り気にしなかったのに、歳の近い人達の中にいても尚、Aは輝きを放っていたようで心配になる。

JM「ダメ。絶対教えるな」

横から音の低い、僕のもう1人の片割れの声が聞こえた。

HC「え、うんそりゃ教えないけど...」

お前別にそんな事いつも言わなかったじゃん、と呟いているドンヒョクが驚いたのも無理はない。
Aは見た目こそ天使のようだが、中身は悪魔なんじゃないかと思ってしまう特別な魅力を持っている。それにまんまとハマったのがここにいるジェミン。
ジェミンは人への情が厚いように見えて、実際は全く他人に期待しないし、望みもしない、本人の意見を尊重する。そんな奴だからだ。だからこの状況は、いつものジェミンなら有り得ないことと言えるわけだ。

幼い頃から一緒にいると、その人の魅力に気付くのが遅くなるなんて誰が言ったのだろう。Aは俺たちの成長に凄く敏感で、大人になるのに怖がっている。だけど、その成長が本当に怖いのは俺たちなんだ。

気が付けば腰あたりまで伸びきった綺麗なロングヘアと同時に、以前まであった前髪は無くなり、スラットした女の子らしい姿へと変化した。

それだけなのに、中身は何も変わっちゃいないのに、そんな彼女に惑わされる俺達は随分簡単な男。

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ヒョン達の意見は様々だが、俺はAが同じグループとしてデビューすると思っている内の1人だ。だからこそ、このままの関係で彼女の変化に気付くことが出来るのは俺たちだけでいいし、彼女の成長を近くで見るのも俺でいたい。

JM「だよね？よかった。あ、迎え来たって、早く行こっか」

俺達のこの関係はAが居てこそ成り立つんだからこのままAの傍で過ごしていたい。

「ぅん、｣

JN『可愛いお姫様だね。笑』

おやすみ俺たちの可愛い子。

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