9話 ページ10
シウside
書類を片付け終えて、整理して置いて立ち上がる
『店の予約時間は遅めにとってあるので、気にせず話をしてくださいね』
ランヌ「…こういうところで茶化さないのが、あなたらしいですね」
『茶化してほしかったので？』
ランヌ「それは遠慮したいです」
『おや残念』
くすくすと笑いながら、ああ幸せだなと他人事に思う
こんな幸せばかりじゃないし、夢だなんだといいつつ、夢破れる者の多いこと
それを理解していようがいまいが、お綺麗すぎる空間
でもまぁ、そういうのも悪くないじゃんね？
『じゃ、私は担当ギルドのマイスターが何人か来てるので、話してきますね』
エマ「私も、資材の納品行ってきます！」
＊＊
『＿＿＿＿じゃあ、”ブルームーン”の人たちはこの通りにワインの納品を。ラベルは数分用意したからよろしく』
「ああ、いつも助かってるよ」
「紋様術師がラベル作ってくれるなんて、ありがたいことだ」
『あと、魔石渡しとくからこのリストにある食材を”ガストロノミー”へ。最近不足してた食材と交換ってことになってるから』
「了解」
『”露空”は予定通り、ルナジュエルを”夢紡ぎ”へ納品。あと悪いけどソラリア遺跡へ”月渡り”の尻ぬぐいの手配をいつも通りに』
「問題ない。”夢紡ぎ”へ送る分、ちゃんと用意できてる」
「”月渡り”は相変わらずか(笑)。任せとけ〜」
『”鶴羽織”は”露空”と一緒に布の納品に向かって。紋様の刺繍入れ終わったから、納品分渡すね。あと次の紋様のデッサンも渡しとく』
「仕事速いんですよ…ありがとうございます」
「ギルドキーパーと兼業で忙しいのにありがとね」
『じゃ、こんなところかな。何かあればボードに』
と、とりあえず今日の仕事はこれで終わりかな
紋様術師だから、ラベルとか布の紋様とか、担当ギルドの彼らから依頼を受けることが多い
担当ギルドはどれも魔力を用いた物作りに長けたギルドであり、その分フォローできる人物も限られてくるから、術師としてそれなりに優秀な私が担当してる
全く、3つともいいギルドで助かるよ
私が報告書やら勤務状況やらもろもろ初日に指導しておいたかいがあったってもんだ＾＾
ちなみに初日の私は今も彼らのトラウマとなっており、「ギルドキーパーの言うことには逆らうな」が暗黙の了解となっている
まぁ、うまく回ってるならいいんじゃない？＾＾
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ルウ(プロフ) - 新作おめでとうございます！「魔界の異邦人」や「前世は柱、今世はヒーロー？」も応援しています！体調に気を付けながら更新頑張って頂けたら嬉しいです。 なんといっても、零月 さんの作品は神作だらけですからね！私の生き甲斐です！ (9月21日 22時) (
レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
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